4ヵ月の充電期間を終えて、連載再開した『乙嫁語り』!
第10巻の前半はカルルクが"男"になるべく修業をする"男修業"編。アミルの兄が暮らす冬の野営地へ行き、アゼル・ジョルク・バイマトの3人から鷹狩りを学びます。後半はアンカラへの旅を続けるスミスへ視点が移り、案内人アリとともに旅の様子が描かれていきます。お楽しみに!
引用:Amazon
というわけで今回は、そんな乙嫁語り10巻について紹介させていただく。
タイトルにもある通り、ネタバレ・画バレを含むぞ。
簡単にあらすじ紹介、面白かったところの紹介をサラっとするだけなので、キャラの言動一つ一つを丁寧に文字に起こしたようなネタバレ記事をご期待の方には、申し訳ないがご期待に沿えないからブラウザバックしよう。
ではではまとめていく。
乙嫁語り 10巻 各話あらすじ
【ネタバレ・画バレ含む】
それでは乙嫁語り10巻の各話 大まかなあらすじについてまとめていくよ。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
第62話 狩猟肉
雄々しい山ヒツジ。
カルルクは
アゼル達の元で男磨き(主に狩猟)をしていた。
民族間での争いを経験したカルルクなので、いざというときのために弓などを習っておきたいのかな。
口数は少ないが技術的なことを正確に教えるアゼルと兄弟のように思ったことを率直に伝えてくるジョルク
そしてフォローのバイマト。今更ながら良いトリオ。
ちなみにバイマトの方が年長ではあるのだけど、族長はアゼル。遊牧民の社会では年功序列ではなく完全に実力主義だそうだ。
第63話 イヌワシ
19世紀中央アジア。
ただでさえ岩山と砂漠、草原地帯の広がる大地だ。
一部地域を除けばオアシスは少なく、降雨量の少なさから作物が育たないような不毛の地とも言えるところだが、そんな環境でも生きていける遊牧民たちだ。人間の適応力って凄い。
そんな過酷な中央アジアだけど、勿論 冬は更に厳しい。人間はおろか家畜の餌にも困窮してしまう遊牧民だ。
『家畜を殺して肉にすれば…』と思うが、遊牧民にとって家畜は財産。どうしようもないとき以外は食肉にしないそうだ。
冬を越す体力が見込めないヒツジなどを選ぶ族長のアゼルと、解体するカルルク。
カルルクのところでは行っている人はいなかったが、アゼルのところでは冬には鷹を使っての狩猟を行っているらしく、鷹を一羽 貰ったカルルク。
良かったね。ティレケちゃんに早く見せてあげたい。
日本でも有名な『鷹狩』だけど、起源はアゼル達の住む中央アジア~モンゴルに持つそうだ。歴史も古く なんと紀元前3000年まで遡る説もあるんだってさ。
バイマトと鷹の訓練。
順調に訓練が進んでいくと数話ぶりに
アミルさんの姿。
毎週 様子を見に来ているアミルさん。だったのだけど、カルルクは何か思うところがあるようで月に1回で良いと言い出す。
その理由とは…
第64話 母親(アナ)
狩猟イヌワシの説明回。
まず、鷹狩猟を行うアゼル達だけど、なにも鷹を生涯飼い続けているわけではなく、巣立ち前の若鳥を捕まえることから始まる。
猟に使われるイヌワシは体も大きくて勇敢に育つメス。オスのほうが狩猟に向いてるようにも思うけど、雛に餌をやるためということからかメスのほうが狩猟能力は高いらしい。
そんなイヌワシの説明回。
僕は鳥の中では猛禽類、猛禽類の中でもフクロウが好きなんだけど鷹もカッコいいよね。
鷹以上に『凛々しい』って言葉が似合う鳥も少ないんじゃなかろうか。
第65話 騎馬鷹狩猟
世界各地に鷹匠はいるが、馬に乗って鷹狩猟を行う騎馬鷹狩猟を行っているのはカザフスタンやモンゴルの一部地域でしかいなくなっているそうだ。
『鷹と人間だけじゃダメなの?』と思う人もいるだろうが、そもそも鷹の重さは6㎏にも及び、加えて広大な大地を探し回って獲物を見つける必要があるためからカルルクのいる地域では馬にのって鷹狩猟が行われていた。
獲物を発見したカルルクと鷹のオクショル。
さぁ初めての猟は成功するのか。
鷹狩猟以外にも
ジョルクとカルルク。珍しいペアの会話なんかもあった。狩猟だけやっていれば良いのかと思ったけど、無論そんなわけもなく色々と気苦労のあるジョルクの一面が見られた。
第66話 馬を見に
約束通り、一か月ぶりにカルルクの元を尋ねたアミルさん。
2人は馬を見に出かけたらしい。
あまり文字にすると話の面白味を損ないかねないので端的に紹介するけど
話としては、カルルクの悩みがメイン。
12歳で結婚したカルルクなので、『男らしさ』や『頼もしさ』に自信がなくアミルは自分と結婚して良かったのかをここ数話 ずっと悩んでいた。
そんなカルルクを慰めるわけでもなく、率直に自分の意思を伝えるアミルさんが良かった。
寒さが絵からも伝わってくる中で、温かさを感じられる66話だった。。