フィ~~~~ッシュッッ!!!
こんにちは。釣りが趣味なのですが ニュージーランドに来てからまるっきり行けていない井家と申します。
行けていない理由は色々あるのですが、真っ先に多い浮かんだのはウェリントンの天候の変わりやすさと風の強さです。私は個人的には『強風』こそが釣り人にとって最大の敵だと思っています。せっかく遠出して餌釣りに行ったときに、開始3秒で餌のイソメがパックごと海に吹き飛ばされたときは怒りがティファールのように沸いて 勢いあまって釣り竿をへし折りそうになりますし。
ウェリントンは『風の街』なんて呼ばれるくらいには常時 ハリケーンと間違うくらいに強い風が吹き荒れています。そんなわけで なかなか釣りに行く気分にはなれなかったのです。
が、本日は天気予報でも雨確率が10%を切り、風速も秒速8m程度と 依然 日本では釣りを断念する強風ですが、ウェリントンにしては好コンディションでしたので、友人と釣りに行ってきました。
それでは、実釣レポートについてまとめていきます。
今回 釣りに行ったのは、ウェリントンのオリエンタルベイ(ORIENTAL BAY)付近のハタイタイ(HATAITAI)という場所です。イヴァンズ湾(Evan Bay)で釣りをしてきました。陸っぱりです。
実釣レポート
それでは、実釣レポートについてまとめていきます。
ハタイタイ(HATAITAI)
ウェリントンのシティからも近い オリエンタルベイやニュータウンに隣接している、HATAITAI(ハタイタイ)という場所で釣りをしてきました。
地図
釣りコンディション
先述したように 一日を通して晴れ、風速は秒速8メートル程度でウェリントンにしては良心的な好コンディションでした。
ちなみに装備は上の写真のようなウェアハウス(小売りディスカウントストア)で急遽 そろえた竿+リール(15ドル)とオモリ(5個入り5ドル)、針(たくさん 4ドル)です。餌は冷凍イカを近くのガソリンスタンドで購入しました。1キログラム11ドルでした。釣具屋で買えば9ドルくらいで帰るので、時間のある人はそちらで買いましょう。
実釣
準備をしてみて思ったんだけど、竿がどうにも頼りない。餌釣りなので まずは思いっきり遠投をしたいんだけど、そんなことしたらガイドが吹き飛んでしまうような気がする程度には頼りなさ過ぎる。リールも右巻き固定でやり辛い。間違いなく 今までの装備の中でも最下位だ。モンハンでいう訓練所のクエストみたいな感じ。それはそれでまぁ、面白い感じ。
で、ガイドに糸を通して重りと針を結ぶ。餌のイカが解凍しきれていなかったので 海水につけておいて、しばらく探索する。
うむ、そんなに透明度が高すぎないようなナイスコンディション。
深さは4メートルないくらい。
10分くらい探索して戻ると 友人が釣りを既に開始していたので 私も餌を付けて釣りをしようとする。
ちなみにナイフとハサミを買い忘れた私たちなので、どうイカを切るかというと、、
そこらへんに落ちている、鋭利な石をナイフ替わりにして イカを細かく切った。小学生の頃でもこんな原始的なことはしたことがなかったので、なかなか新鮮な経験で楽しかった。手は案の定 イカ臭くなった。
思いっきり遠投ができないので、手前4メートルくらいのところにチョイ投げすると、、
ピクン!ピクン!!
と、なにやら生命反応。
しかし、中々 針にかからないのでフラストレーション。その後 何度も餌だけついばまれ、手はどんどんイカ臭くなっていく。きっと頭が良くって 餌だけを取るのが上手なタイだろう、大きな大きなタイ的な魚だろうと期待が膨らんでいった。
餌が大きいから簡単に取られてしまうのはないか、、、、??
という考えが思い浮かんだので、イカの身をこれまでの3分の1にして投げてみる、、
グイッ!!
と大きく 竿がしなったので、軽く竿をしゃくって合わせると
と、ようやく針掛かり!
しかし、すぐに大きなタイの引きではないことが分かった(がっかり)。
しかし、ニュージーランドの海で釣れる魚なので どんな姿形をした魚なのかワクワクしながらリールをくるくる回して、魚は水面でバシャバシャと暴れる。なんなく抜きあげ、いよいよご対面。
なんだろう。
このベラっぽい外見の魚。
美味しそうだったら持って帰って調理してみようかとも考えてたけど、なんとなく美味しそうに見えなかったので優しくリリース。友人の方も 同じサイズくらいのを釣っていた。
その後も釣れる魚はその一種類だけ。
しかも、口が小さく歯が鋭利なこともあって、エサ取りが半端なく上手い。なんなんだコイツは。。しつこい。。。あと、イカを使って思ったんだけど、歯ごたえとは裏腹に、意外に身切れしやすいなイカ。結構 簡単に裂けるのであっという間に、1キロあったイカが半分以下になってしまった。イソメが、、使いたいです。。
最終的にはイカの足だけ針に通しても餌だけ取られるので、このベラのような魚の卓越したエサ取り技術に脱帽。
友人が予定がある、とのことだったので、3時ぐらいに納竿。
まとめ
ということで、ニュージーランド ウェリントン、ハタイタイで海釣り実釣レポートでした。
あとあとインスタグラムに投稿してみたら、親切な方が魚の名前を教えてくださいまして、今回の魚は『スポティー』と呼ばれる魚で、食べられるのですが小骨が多くって ニュージーランド人達は食べないそうです。今度は食べてみようかなぁ、と思いましたが またまた英語コメントで『勿論 逃がしましたよね?』的なモノが来たので他の魚と同じように規定サイズとかあるのでしょう。
ニュージーランドで釣りをする方は そこらへんも気を付けましょうね。色々と決まり事がありますし、罰金も結構 高かったりします。前もって調べておきましょう。