「主よ、変えられないものを受け入れる心の静けさと、変えられるものを変える勇気、そしてその両方を見分ける英知を我に与えた給え」
ということを渡辺和子さんは著書「愛をこめて生きる」で述べています。変えられない条件を変えようとしてあがき苦しむのではなく、努力すれば変えられる条件を受け入れる心の静けさを心の中に養い、変えられるものを勇気を出して変えていく。これがどんどん変わりゆく世の中で生きていくために必要な教訓なのでしょう。今朝から感銘を受けっぱなしです。こんにちは。井家です。
何気なく生きていると時間ってあっという間に過ぎていきますよね。私も既にニュージーランドでワーホリを初めて3か月が経過していることに気付き、ビビりました。何かが変わったかといえば「How long have you been in new zealand?」の発音がネイティブ並みに変わったことくらいでしょうか。いつも使うフレーズならそれなりに流暢に言えるようになってきました。
そんなことはどうでもよくって。
今回はニュージーランドの新5ドル紙幣についてまとめていきます。
ニュージーランド新5ドル紙幣とは
まず皆様にお伝えしたいのが2019年現在 使われている紙幣は第6、第7シリーズのものであり、今回 紹介させていただく新5ドル紙幣は第7シリーズのもので、発行されたのは2015年の10月ということです。
というわけで年々高まる偽装紙幣の精巧さに対抗するべくして作られたという一面もあり、素人目からするとお手上げレベル、初見で偽装して作る気をへし折られるようなセキュリティの高さを誇っている紙幣です。そちらについては後々 写真で説明できたらよいなぁと思っております。
材質
ニュージーランドの紙幣の材質はすべてポリマー、ポリプロピレンプラスチックで作られています。オーストラリアの紙幣と同じ材質でした。
最初は「あ~~、まぁ気性荒いしねこっちの人。酔った勢いで破りそうだしね」みたいな浅慮で納得してたんですけど、なんか調べてみるとポリマー材質にはいろいろと長所があるようで、簡単に紹介させていただくと
- 耐年制度が通常の植物性繊維質の4倍程度もある
- リサイクルも可能
- 導入目的はセキュリティの向上
- 湿気に強く、雨にぬれても破れない
- 手で破れない
みたいな感じで色々な長所があるようです。
寸法
新10ドル紙幣の寸法は横135㎜、縦66㎜です。
ニュージーランド紙幣の中では1番 小さな紙幣となっています。
特徴
それでは、この項では新5ドル紙幣の特徴についてまとめていきます。
オモテ面
オモテ面のニヒルな笑顔が素敵男性はSir Edmund Hillary (1919 - 2008)です。
Sir Edmund Hillary is New Zealand’s best known mountaineer. In 1953, he and Tenzing Sherpa were the first men to reach the summit of Mount Everest, and in 1958 was the first person to drive over continental Antarctica to the South Pole.
とあるように、エドモンドさんはニュージーランドで最も有名な登山家の方で。1953年にはテンジン・ノルゲイという方と共に人類初となるエベレストの登頂に成功したすごい方だそうです。
「なんでエベレストに登るのか?」という質問に「そこに山があるからさ」と答えたという非常に有名なやりとりがありますが、実は誤訳だったことが有名で、正確には「そこにエベレストがあるからさ」ということだったらしいです。まぁ、さして違わないですよね。
エベレスト登頂達成後はイギリスの南極横断遠征隊に参加し、1958年にはトラクターで南極点に到達して、その後に北極点を制覇したというまごうことなき鉄人です。かっこいいわ。
そんなエドモンドさんの背景にはニュージーランドで一番 標高の高いマウントクックが描かれています。
Mount Cook/Aoraki, in New Zealand’s South Island, is New Zealand’s highest mountain. It was the scene of Sir Edmund Hillary’s earliest major climbing successes, and was regarded by Hillary as one of his favourite mountains.
登山家のエドモンドさんが昇った山でもお気に入りの山がマウントクックだそうで、描かれているのはエドモンドさんが一番早く登頂したときのルートのマウントクックだそうです。
The pattern included on the banknote is called kaokao and is from the Tane-Nui-A-Rangi meeting house on the University of Auckland marae.
The kaokao pattern symbolises the strength and shelter of the Māori meeting house and mountains – both of which feature prominently in proverbs and aphorisms of the Māori people.
この模様はKaokao模様と言うらしく、オークランド大学にある「Tane-Nui-A-Rangi 」というマオリ族の集会所があり、そこに描かれている柄だそうです。
そんなKaokao模様は「強さ」やマオリ族の集会所を、、、、、これなんて訳せばいいの?単語は知っているし理解できるんだけど、翻訳すんのすげー難しいわナニコレ。ポレポレ英文読解50かと思ったわ。京大の過去問かな?
ウラ面
The hoiho (Megadyptes antipodes) is unique to New Zealand and is one of the world’s rarest penguins. They are found along the south-eastern coastline of the South Island, and on Stewart, Campbell and the Auckland Islands. The hoiho has a distinctive yellow iris and a yellow band of feathers across the back of its head. Adults are grey-blue on the back, with a snow-white belly and pink feet. Uniquely for penguins they are solitary nesters and will to travel quite far inland to do so.
The species is threatened by habitat destruction by humans and predation of chicks by stoats, dogs, ferrets and cats.
Yellow-eyed penguin or Hoihoという名の通り、目のあたりの黄色の模様が特徴的なペンギンです。なんか地球上でも有数の超絶レアなペンギンだそうで、南島やStewart、Canpbellそしてオークランドの南西岸で見ることのできるそうです。ちなみにペンギンんお背後に書かれているのがCanpbellの風景です。自然が豊かですね。
人間の環境破壊や幼体のときに犬や猫、オコジョやらフェレットに捕食されていしまっており、絶滅が危惧されるペンギンだそうです。
足元の黄色い花的な植物はRoss lilyという植物ですが、Lily(ユリ)ではなくAloe(アロエ)に近い植物だそうです。大きくなると1メートルほどの背丈になる大型の植物。
This plant (Pleurophyllum speciosum) has colourful pink and purple flower heads and is a mega-herb in the daisy family, found on Campbell and Auckland Islands. Here the plants grow close to the ground to avoid the strong winds.
5という数字の上の可愛らしいお花はCampbell Island Daisyという名前の花(ヒナギク)です。CambellとAucklandの諸島で見つけることのできる花で、強風に耐えられることのできるようにあまり背は高くならないそうです。
その他 気になった綺麗なところ
イエローアイドペンギンの柄が独特
ちょっと見づらいですけど、透かしの下部分にあるレリーフも綺麗でした
まとめ
ということで今回はニュージーランド新5ドル紙幣についてまとめてみました。
ニュージーランドの紙幣シリーズも残り10ドルと100ドルを残すのみとなりました。
いい加減100ドル紙幣を手に入れたいんですけど、どこで手に入るんですかねアレ?ATMはどこでも50ドル紙幣だし。有益な情報があったら教えてください。アレってそもそもホントに発行されてんの?