漫画なんて読んだ方が作品を堪能できることは間違いないのだが『○○ ネタバレ』とGoogleサジェストで出るからにはネタバレサイトで読んだ気になってしまう方がいらっしゃるのだろう。愚の骨頂、というか大変 勿体ないことをしているとは思わないかね?
青のオーケストラも例に漏れず、『ネタバレ』というよりは『下手な小説版』的な記事を連発してるネタバレサイトがいくつかあった。
『読め!』と書いただけではGoogleさんは検索上位に上げてくれない。しかし、あんな下手なネタバレサイトで読まれた気になられては残念過ぎるので、過度なネタバレはせず、しかし作品の魅力は十分に伝わるように、を意識して4時間かけて6000字くらい書いてみた。これぞ無職のなせる技である。
というわけでネタバレを含む、とあるけど、そこまで詳細なネタバレをするつもりはない。先述したように一言一句 説明しているネタバレサイトもあるが、それは僕の基準ではネタバレというレベルではないのでな。漫画村とさして変わらんだろ。そういったものをご所望の方には申し訳ないがご期待には添えかねる。
今記事では作品の面白さを抜くようなネタバレはしていないつもりだが、画付きで紹介するので苦手な人はここらでブラウザバック頼みます。
青のオーケストラ1巻 各話あらすじ
【ネタバレ・画バレ含む】
それでは青のオーケストラ1巻の各話 大まかなあらすじについてまとめていくよ。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
第1曲(1話)青野ハジメ
こちらが青のオーケストラの主人公 『青野 一(はじめ)』である。
小さいころから親父に『指はヴァイオリニストの命だぞ!』と言われてきたためかスポーツとは縁がなく、運動神経は良くない模様。
そんなこともあってか体育の時間に鼻血ブー、保健室で休むように先生に言われる。
青野は現在 中学3年生。そろそろ進路を決めなくてはいけない時期にいた。
父親は青野が幼少のときに家を出て行ったっきりで、母親との2人暮らし。仕事をしながら女手ひとつで育ててくれる母親に迷惑をかけたくない青野は公立の高校に行きたい様子。
ただ…
あまり成績は良くないようだ。
音楽の道を期待されていた青野。
子供の時はコンクールで優勝する、神童的なヴァイオリニストだったようだ。
しかし、ある出来事をきっかけにパタッとヴァイオリンを弾くことを止めてしまったらしい。
家には防音の音楽室。
親父との思い出がある音楽室は青野にとっては足を踏み入れたくない『開かずの間』になっているようだった。
特にやりたいこともない。
ただ、自分のことを誰も知らない高校に進学したいと言う青野。過去に色々とあったようだった。
そんな青野は最近 学校で聴こえるはずもないヴァイオリンの音を聴くようになっていた。
『幻聴…?』と思う青野。
ひょんなことから、またまた鼻血を出すことになり保健室へ。
倒れた際に頭を打った青野はベッドの上で眠っていた。
そんなとき
ヴァイオリンの音が聴こえる。
拙い演奏が自分の演奏に重なって聴こえた青野はガバッと身を起こす。
そこには…
という第一話だった。
ちなみに第1話は裏サンデーで無料で読める。是非 読んでほしい。文豪がネタバレ書いたところで原作には遠く及ばないんだからな。ネタバレサイトで読んで『ほーん…そんな感じなのか…』って思っちゃダメだぞ。
第2曲(2話)2人とヴァイオリン
そんなこんなで秋音律子と知り合った青野。
『コイツ(秋音)にヴァイオリンを教えてくれないか?』
と武田先生に頼まれる。しかし『なんでこんな奴に!』と反発する秋音に、もちろん青野もカチンときて即断る。お転婆っぷりと髪形でエヴァのアスカを思い出した。
が、断られることにも納得しない秋音。
しかし、青野は『教える』どころか『もうヴァイオリンは弾かない』と心に決めている。
そこには誰にも語りたがらない深い事情があるようだった。
そんな青野の事情を全く知らずに秋音。
ヴァイオリン関係で分からないこと、手伝ってもらいたいことは青野に聞くようになった。
どうやら秋音にヴァイオリンを渡した武田先生以外には頼りになる人がいないようだ。
仕方なく秋音を家に招く青野。
『凄いヤツ』と武田先生に聞いた秋音は
と青野にヴァイオリンを弾いてもらおうとするも『辞めたんだ』と青野。
頑なにヴァイオリンを弾きたがらない。
秋音が煽っても弾こうとしない。
全日本レベルのコンクールで優勝したりする青野に興味が出た秋音。どうしても弾かせたかったのだが…
これには思うところがあったのか秋音、それ以降は青野に「弾いて!」と言うことはなくなった。『じゃあ私が弾く』といって始まった秋音の演奏だが、
ギーコギーコ…という下手なヴァイオリンのお手本のようなオノマトペが出る始末。
ただ、そんな演奏(?)にも青野は何か、感じることがあって…
という2話だった。
いや、これ以外にもストーリー、秋音と青野の楽し気な会話もあったんだけど、これ以上 文字に起こすと漫画の面白さが抜けちゃうからね。
2話も無料で読めるから、是非読んでほしい。何度も言うように無料だぞ!作者が生活をかけて、アシスタントや編集者が身を粉にして作り上げた漫画が無料で読めるんだぞ!それも公式サイトで!読むっきゃないだろ!
第3曲(3話)秋音律子
秋音の噂が聴いた青野。
短い間だが、秋音と過ごした青野は全く信じられないような噂だった。
実際に、ある出来事の渦中にいた秋音を一瞬見た青野。
その時の表情と、普段 青野と話すときの表情は別人のように違く、何があったのか秋音に尋ねようとするも『聞いたら…まずいか…?』と思い悩む。
そうして迎えた放課後。
秋音を良く知る武田先生に聞いてみることにした。
すると、噂とは全く違うことを聞いた青野。
『あいつは、そんな思いをしていたのか…』
と思う青野。
ただの自分勝手な女、としか見ていなかった秋音だったが以外にも苦労していることを知る。
学校に忘れていったヴァイオリンを、わざわざ秋音の家に届けに行った青野。
成り行きで秋音と2人で河原の土手に行くことになった。
過去の失言を素直に謝る青野。
思いもよらない出来事を経験していた秋音。気にしているだろうと思った青野だが、本人はどこ吹く風。
そんな秋音に感化されていく青野。
ついにヴァイオリンを……
という3話だった。
そんな素晴らしいストーリー、鳥肌が立つような描写の光る青のオーケストラは、この3話までは無料で裏サンデーで読めるぞ。無料、無料なんだ(涙)。頼むからネタバレサイトなんて見てないで本編を読め(涙)。