僕自身、常々感じてきた問題だったのですが、昨日 ひょんなことからあるブラシと出会い、難航してきた髪の毛の線画を(それなりに)綺麗に仕上げられたので、そちらのシェア記事です。
髪の毛の線画を綺麗に仕上げる
いきなり「ペン(入り抜き)がスゴイ!」と説明してもイマイチ分からないと思いますので例のように実際に描きながら説明をさせていただきます。
下書きを用意する。
まずは線画を用意しました。
キャラは【Helck】よりヴァミリオ(アン)ちゃん。
僕はこれまで線画を描くときは『鉛筆』を使ってました。
ということで、まずは鉛筆で線画を描いてみます。
線画を鉛筆を使って描く
下書きレイヤーの不透明度を下げて、線画を描き始めました。
顔までは順調ですね。
髪の毛を描いていきます。
………
微妙ですね。。下書きの線を見本に描くだけ、迷いがない状態で筆を動かしていても何カ所か納得いかない部分が出てきました。
僕的な問題点は以下の通りです。
- ①重ねるとごちゃっとしてヘンなことになる
- ②上から下に線を引いたときに、始点となる上部分の線(始線)がヘン
- ③鉛筆の不透明度を100%にでもしないと重なった部分が色濃くなってしまってヘン
- ④覚悟を決めて線を引かないとブレ、歪みが顕著に出る。
- ⑤曲線が上手く描けない(技量不足)
とまぁそんな感じでした。
線画をペンで描く
続いてペン。
結果は上の通り。
悪くはないんですけど、こちらは鉛筆以上に覚悟を持ってサラリと描かないと線のブレや歪みが目立ちます。やっぱり僕はペンより鉛筆の方が好きです。
線画(髪)をペン(入り抜き)で描く
どうでしょう。
僕は自分の技量以上の出来、髪の線画になった気がします。
と思われる方もいらっしゃると思います。
実際、緩やかな曲線も綺麗に仕上がるので時間をやや多めにかけちゃいましたが、同部分だけでしたら圧倒的に早く描きあげられたのが『ペン(入り抜き)』でした。
曲線、そして強弱、とくには毛先なんかで入り抜きペンの凄さをご覧入れることができると思います。
髪の線画に入り抜きペンがうってつけな理由
初心者の個人的感想という信用性のないところではありますが、実際に使ってみて良いと感じたところを紹介。
まずは特に設定をせずに使えるお手軽感でした。
これまであんまり使ってこなかった入り抜きペンなので特に設定した覚えはないのですが、上のような設定でスラスラと髪の線画を描けました。
そして次に線の強弱を(素人でも簡単に)出せるというところでしょう。
ドラえもんのような均一な線画ではなく、髪の毛は線の強弱(筆圧とも言う)が重要だと思います。
その点、入り抜きのペンは優秀で、スラっと線を引けば勝手に線に強弱をつけてくれます。
上の画像で言うと『始線!』で紹介したような部分が特に感動したところです。描き始めの線『始線』は普通のペン、鉛筆でも強弱は付けられるのですが、初心者の僕的には結構 集中力と技量が必要な気がしました。入り抜きペンではスラっと描けば良い感じに線が引けるのは素晴らしい。
完成 線画!
そういうわけで、髪の毛の線画を描く際に重宝するブラシ『入り抜きペン』の紹介でした。
髪以外は鉛筆、普通のペンでも十分描けると思いますが、柔らかな曲線・強弱が求められる髪の毛では入り抜きペンが有能。
髪の毛の線画に苦労している方達には是非試していただきたい入り抜きペンです。
PS:線画が上手くいったからと言って着色も上手くいくというもんではないようです。
『これはイケる気がする!』と思い色を塗ってみるも微妙な出来栄えになりました。やっぱり髪は難しい。。
今度は塗りとかについても偉そうに講釈垂れられるように頑張ります。
それでは。