
デカいGT(ロウニンアジ)を釣りたい!
というあなた。大物釣りにおいては頂点とも名高く、生半可なリールだと太刀打ちできないのがGTという魚です。大きいものでは40㎏以上にもなることから分かるように、10000番以上の大型リールが使われたりします。

ベイトタックルでも良いの?
不可能ではないと思いますが、基本的にはスピニングリールが使用されます。Youtubeなどを観ればわかる通り、大抵の人はスピニングリールを使ったキャスティングによってGTを狙われているコトが多いです。
そこで今回は、
- GTに対応できるリールの選び方
- おすすめスピニングリール
の順に紹介していきます。
GT(ロウニンアジ)対応!
スピニングリールの選び方
それでは暴力的な引きが凄まじいGT(ロウニンアジ)に対応できるスピニングリールについて紹介していきます。
すこし長くなりますが、間違ってヘンテコなスピニングリールを購入しないためにもチョットだけ基本を学んでおきましょう。マジで、生半可なリールだとラインを出されるorリールを壊されるのがGTという魚です。
GTに対応できるスピニングリールの
『番手』について
10000番以上(SWモデル)がおすすめ!
です。後述しますが、ライン巻き取り量に大きく関係するのがスピニングリールの番手であり、大型GTを釣るのであれば、10000番台以上のモデルがおすすめです。

10000番以降って、ざっくりしすぎでしょ。
もっと具体的に教えてよ…
かんたんに補足すると、
- PE4~5号までなら10000番~14000番
- PE6号巻くなら14000番以上
というように選ぶと失敗が少ないでしょう。良く分からない方は、14000番を選んでおけば失敗はないかと思います。
当記事では最もオススメとして14000番をラインナップしましたが、番手については上のような選び方があることを知っておくと良いでしょう。
『汎用リール』と『SWシリーズ』の違いって?
シマノやダイワの大型リールは、簡単に
- 5000番までの汎用モデル
- 5000番以降のSWモデル
の2つのモデルから選べます。

汎用リールとSWモデルの大きな違いって何?
強度・剛性がかなり違います。
SWシリーズは汎用リールと同じ番手であってもボディやローター、スプールなどが大きくなり、負荷をかけた状態でも巻きやすいといった特徴があります。汎用リールは軽量で、ライトショアジギングなどでは快適に、手首の疲労などを軽減してくれるというメリットもあります。
ライトショアジギングまでなら汎用モデルでも十分ですが、GTを狙うのであればSWモデルを選びましょう。5000番以下のモデルではドラグ力が弱く、GT相手に何も出来ずにラインブレイクされる可能性がグンと上がります。
GTに対応できるスピニングリールの
『ギア比』について
ハイギアモデル
が万能に使えるため、おすすめです。

ギア比って、そもそも何?
ハンドルを一回転させて何回スプール(ローター)が回るか、というのが『ギア比』という数値です。『5.2:1』のような値で表示されます。その場合ハンドルを一回転させるとスプールが5.2回転するという意味になります。
そんなギア比、ダイワやシマノでは
- 4.9以下 → パワーギア
- 5.0~5.4 → ノーマルギア
- 5.5~5.9 → ハイギア
- 6.0以上 → エクストラハイギア
という具合に呼ばれています。
ショアジギングなどをする方はハイギアモデルがおすすめです。単純にギア比が高い方がルアーを早く泳がせることができることもあり、GTのような動体視力の良い魚にも見切られずにバイトを誘発できるといったメリットもあります。
GTに対応できるスピニングリールの
『ドラグ機能』について
『GTの引き』に対応する
のがドラグ機能になります。
この性能によって、魚が強く引っ張ったときにスプールが(逆)回転し、糸が切られてしまうコトを防ぎます。各リールによって『最大ドラグ力』というのが設定されていますが、それは『このくらいなら耐えられますよ~』という指標として捉えてくれればOKです。
GTを相手にする場合、最低でも実用ドラグ力が10㎏、最大ドラグ力が18㎏程度はないと勝負にならないので注意しましょう。
GTに対応できるスピニングリールの
『ライン巻き取り量』について
- ナイロン(lb-m) 12-125
- PE(号-m) 3-300
上のように、各スピニングリールによって『糸巻量』というのが決まっています。どのくらいの太さ(強度)が何m巻ける、という指標です。GTに対応できる最低限としては、3号のPEラインが300m巻けるか?を基準としてくださいませ。

そんなに必要ないのでは?
必要なんですよコレが。
大型のGTだと一気に100m以上ラインを出されることもあります。疑心のある方は、以下の動画を観ましょう。
正直な話、記載されている適性糸巻量よりも多く、少なくもラインは巻けます。が!多すぎたり少なすぎたりするとライントラブル(絡まったり)の原因になりますので注意。推奨されているラインの細さ・巻き取り量をしっかりと確認しましょう。
というわけで長々説明してまいりました。
以上のことを踏まえれば、GTを狙う皆様にとって最高のスピニングリールが選べると思います。
GTに特化した仕様のスピニングリール
おすすめランキング7選
それでは、GTに対応できる仕様をもったスピニングリールをいくつかランキング形式で紹介していきます。
各種、さまざまなスペック(番手・仕様)があります。それぞれ商品リンクを辿るとサイズ選択・レビュー閲覧(各ショッピングサイトで)ができるのでお試しくださいませ!
1位:シマノ(SHIMANO)
ステラSW 14000XG
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
モデル | 14000XG |
自重(g) | 675 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
ナイロン:10-195,12-155 PE:6-300,8-200 |
ギア比 | 6.2 |
ドラグ力 | 18.0(実用)25.0(最大) |
おすすめ度 |
4.99
|
- シマノのハイエンド(最高級)モデル
- 接触式の防水構造
- 圧倒的なドラグ性能と耐久性の向上
- つねに主導権を握れる、パワフルな巻き上げ
シマノのフラッグシップモデルのステラです。コスパを重視する方は選ばない方が得策でしょう。コスパなんかよりも

金に糸目を付けないで、最高級のリールでデカい魚を獲りたい!
という野心溢れる方や、価格はどうでも良いから釣りを極めたい玄人にオススメです。釣り人の所有欲を満たす、という点においてステラは他のリールとは一線を画す、超有名(だけどほとんどの人は断念する…)なスピニングリールです。
2位:ダイワ(DAIWA)
20ソルティガ 18000-H

公式アイテムページ | DAIWA |
モデル | 18000-H |
自重(g) | 885 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
PE:6-400/8-300 |
ギア比 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 30.0 |
おすすめ度 |
4.98
|
- 131cmという巻取り量
- 最適設計されたPE8号-300m LC-ABSスプール搭載
ダイワの名作リール『ソルティガ』です。20ソルティガでは、新たなドラグシステムを採用しており、15ソルティガでは6枚だったワッシャー枚数を、20ソルティガでは14枚に大幅増加モノコックボディによりギアを大型化・肉厚化されたことで、ギアの強度が大幅にアップ。ねじれやたわみに強いモノコックボディとの相乗効果で、15ソルティガと比較し、2倍以上の耐久性を実現しています。
3位:シマノ(SHIMANO)
ツインパワーSW 14000XG
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
モデル | 14000XG |
自重(g) | 660 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
ナイロン:10-195,12-155 PE:6-300,8-200 |
ギア比 | 6.2 |
ドラグ力 | 14.0(実用)25.0(最大) |
おすすめ度 |
4.96
|
- 圧倒的な巻き上げのパワー
- 海水の侵入を防ぐ強固な防水性能
- ハードな使用にも耐える剛性感とタフネス
シマノ最高峰の耐久・耐水性を誇る大型GT特化型スピニングリールのツインパワーSWです。インフィニティドライブ、ヒートシンクドラグなどステラSWの強さを受け継ぐ機構を惜しげもなく搭載。オーバースペックとさえ言える卓越した巻き上げ力と耐久性がもたらす圧倒的な信頼感は、ショア、オフショアを問わず一歩先を目指すアングラーを強力にサポートしてくれます。

え、フラッグシップモデルじゃないのに価格が…高すぎない…?
たしかに価格は高いのですが、質実剛健な良いリールという評価のツインパワーです。覚悟の決まっている、これから釣りを極める予定の方におすすめ。
4位:ダイワ(DAIWA)
セルテートSW 14000-XH
公式アイテムページ | DAIWA |
モデル | 14000XH |
自重(g) | 635 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
PE:5-400/6-300 |
ギア比 | 6.2 |
最大ドラグ力(kg) | 25.0 |
おすすめ度 |
4.96
|
- 高耐久かつ滑らかな巻き心地
- 飛距離と優れたトラブルレス性能を発揮するLC-ABS
- 従来比200%以上の耐久性を誇る新世代ドラグシステム
- 強度と低イナーシャ(低慣性)を高次元で両立したZAIONエアローター
軽さ・巻き心地・剛性が非常に高いセルテートSWです。PE2号~PE3号を使用するショア青物キャスティングゲーム、オフショアキャスティングゲームにおすすめなセルテートSWの6000番ですが、GT狙いには14000XH、もしくは18000Hが推奨されています。高剛性フルメタル(AL製)モノコックボディと大口径G1ジュラルミン製MCタフデジギアの搭載により、エクストラハイギアとは思えない高い巻上げトルクを実現しています。
5位:ダイワ(DAIWA)
カルディアSW 14000-H
公式アイテムページ | DAIWA |
モデル | 14000-H |
自重(g) | 640 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
PE:5-400/6-300 |
ギア比 | 5.7 |
最大ドラグ力(kg) | 15.0 |
おすすめ度 |
4.93
|
- デザインがカッコイイ
- フルメタル(AL製)モノコックボディ
- 防塵・防水能力が非常に高い『マグシールド』
- 滑らかに効き続ける新世代のドラグシステム『ATD』
ダイワの中では非常にコスパが高いカルディアSWモデルです。GTに対応させるなら14000、もしくは18000がおすすめです。E5号~6号を使用するマグロ・ヒラマサのオフショアキャスティングゲーム、大型狙いのショア青物キャスティングゲームに最適です。
6位:シマノ(SHIMANO)
ストラディックSW 14000XG
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
モデル | 14000XG |
自重(g) | 700 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
ナイロン:10-195,12-155 PE:6-300,8-200 |
ギア比 | 6.2 |
ドラグ力 | 9.0(実用)15.0(最大) |
おすすめ度 |
4.89
|
- 比較的価格が安い&コスパが高い
- 上位機種と遜色のないパワーとタフネス
オフショア・ショアキャスティング・ジギングリールとしてはコスパ最強レベルのストラディックSWです。GTにも対応できる糸巻量、パワー、巻きの滑らかさなどキャスティングゲームに求められるスペックを煮詰めた14000XG。高速巻取りを可能にするエキストラハイギアを搭載し、グリップには力を入れやすい卵型のラバータイプを採用しており、オフショアはもちろんショアでも活躍します。
7位:ダイワ(DAIWA)
BG SW 18000
公式アイテムページ | DAIWA |
モデル | 18000 |
自重(g) | 820 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
PE:6-400/8-300 |
ギア比 | 5.3 |
最大ドラグ力(kg) | 20.0 |
おすすめ度 |
4.86
|
- SWモデルとしては一番 価格が安い
- LC-ABS搭載で「トラブルレス」&「飛距離UP」
BGの2023年モデルです。ソルティガやセルテートが高級セダンかSUVだとしたら、BGは乗り心地を捨てた代わりに道を選ばない、まるで幌なしJEEP、との名インプレがある名作リールです。フルメタル(AL製)ボディにねじ込みハンドル式の大口径タフデジギアを搭載しパワフルな巻き上げを実現。。濡れても滑りにくく力が込めやすいEVAラウンドノブを標準装備しています。
総括:GT特化のスピニングリール
おすすめランキング
以上、GTに特化した仕様のスピニングリールについてでした。

と聞かれたら、『シマノ(SHIMANO) ステラSW』を推します。
- シマノのハイエンドモデル
- 大型回遊魚・青物も安心な剛性と巻き上げ力
- 高負荷(100g以上のルアー使用時)でも快適に使える
といった点から非常にオススメ度が高いです。実用性能だけ見ると、現状 GTを相手に出来るリールでこれ以上のは見つからないでしょう。シマノのフラッグシップ・ハイエンドモデルに相応しいクオリティのステラSWです。
以上、GTに特化した仕様のスピニングリールについてでした。
今回の記事で、あなたが納得できるスピニングリールを紹介できていれば幸甚に尽きます。
それでは!
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