【煌びやか!】ニュージーランド 新20ドル紙幣についてまとめてみた

ニュージーランドの片田舎からこんにちは。なんとなく旅がしたくなったので単身、シティから離れて田舎に来てみました。あぁ、空気が冷たくて美味しい。

 

日本人のみなさんがニュージーランドについてどれほど知っているのかは定かではありませんが、私としては「おだやかな国」という非常にあやふやな認識のままニュージーランドに来ました。多少は「そんなことはなかった」と思う部分もありますが、ニュージーランドでも有数のビッグシティと呼ばれるオークランドの中心部、シティでさえ日本の千葉駅付近の方が色々 店あるんじゃねーか?と思う程度の賑やかさなので、「おだやかな国」という認識でもあながち間違いなさそうです。

 

 

それで、そんなほのぼのとした国の片田舎に来たわけなので、どれほど田舎なのか期待していました。きっとそこには、社会と時代の変化から切り離されたゆえの安らぎと本能、快楽、それから不安と焦燥と、依存と暴力があるのだろう、と。理性や道徳とか、決まりごとをそぎ落として、平和と愛を探しそこに裸で身を委ねる人の姿があるのだろう、というような感じで意味不明なくらい過度に期待して片田舎を訪れたんです。そんなところあるわけねーだろ。テイラー・キャンプか

 

でまぁ、一応 商店街のような場所はあったので買い物をしようとすると、カード払いができない場所でした。運よく手元にやった現金で支払いをしたのですが、お釣りでもらったニュージーランド紙幣が綺麗だったので、この際まとめようと思い 筆を執りました。

 

 

 

いやはや世間は元号が変わるだの紙幣のデザインが変わるだのとせかせかしておりますが、ご機嫌はいかがでしょうか。井家です。そういう日本のアレコレとは程遠い海外はニュージーランドに来ております。辛うじて次の元号が令和になるということは存じておりますので安心してください。

 

 

 

 

それでは今回は2019年現在、ニュージーランド国内において普及されているニュージーランド20ドル紙幣についてまとめさせていただきます。日本の紙幣も素敵なデザインだとは思いますが、海外の紙幣にもまた違った異国情緒溢れる魅力もあり、今回紹介させていただくニュージーランド20ドル札はなんと綺麗な薄緑色をしています。

 

 

 

ニュージーランド新20紙幣とは

まず皆様にお伝えしたいのが2019年現在 使われている紙幣は第6、第7シリーズのものであり、今回 紹介させていただく新20ドル紙幣は第7シリーズのもので、発行されたのは2016年の5月ということです。

 

というわけで年々高まる偽装紙幣の精巧さに対抗するべくして作られたという一面もあり、素人目からするとお手上げレベル、初見で偽装して作る気をへし折られるようなセキュリティの高さを誇っている紙幣です。そちらについては後々 写真で説明できたらよいなぁと思っております。

 

 

材質

 

ニュージーランドの紙幣の材質はすべてポリマー、ポリプロピレンプラスチックで作られています。オーストラリアの紙幣と同じ材質でした。

 

あまり聞きなれない材質ですが、色々なメリットがあり、思いつく範囲であげるだけでも、 

  1. 耐年制度が通常の植物性繊維質の4倍程度もある
  2. リサイクルも可能
  3. 導入目的はセキュリティの向上
  4. 湿気に強く、雨にぬれても破れない
  5. 手で破れない

 

みたいな感じで色々な長所があるようです。

 

ニュージーランドやオーストラリアで何故、この材質の紙幣が一般化されたかという理由のひとつに、サーフィン文化があるようです。こっちの人はサーフィンが大好きな人が多いらしく、お金をポケットに入れたまま入水してしまうことが多いため、そのように水、湿気に強い紙幣の材質として ポリマー、ポリプロピレンプラスチックが選ばれたという話もあるようです。信じるか信じないか~~~、みたいなキメ文句がつきそうな眉唾物の話ですが、私は割と信じているほうです。

 

なお、多湿なアジアの数か国でも同じ材質の紙幣が普及しているようでした。

 

 

 

寸法

新20ドル紙幣の寸法は横145㎜、縦70㎜です。

ニュージーランド紙幣の中では50ドル札よりも若干 小さいサイズの紙幣です。

 

特徴

それでは、この項では新20ドル紙幣の特徴についてまとめていきます。

 

 

オモテ面

オモテの肖像には見覚えがある人もいるのではないでしょうか。ちなみに私の知人 数人はオーストラリア、そしてニュージーランドで1年以上も滞在しているのに分からないようでしたが、そうです。エリザベス女王2世です。

 

 

後ろにある厳かな建物はウェリントンにあるニュージーランドの国会議事堂です。

 

 

オモテ面左側にある

この模様は新50ドル紙幣のときに紹介した「TukuTuku」模様というものです。

 

ウラ面

50ドル紙幣同様 20ドル紙幣の裏面にも鳥が描かれています。

顔からも分かるように、ファルコンです。ファルコン。そうハヤブサ(隼)です。英名でも和名でもカッコいいですよね。最高 飛行速度は時速180キロにも達するスピード狂といっても差し支えないヤベー鳥です。

 

 

ニュージーランド ハヤブサという和名の大型鳥類です。

 

新50ドル紙幣のKokato(ハシブトオオビロウ)よりは個体数がいるものの、その数8000匹程度で こちらも絶滅危惧種になっています。ニュージーランドの固有種のため、この国でしか見ることのできない激レアな猛禽類です。

 

 

その後ろの山はMount Tapuaenukuという場所だそうで、南島では最も高い(2885メートル)山だそうです。ちなみに日本一高い山、富士山が3776メートルです。2885メートルというと 日本では40番目に高いとされる富山県と長野県の県境に位置する鹿島槍ヶ岳(2889メートル)と同じくらいだそうです。富士山って高いんだなぁ。

 

 

 

 

その横の

この花はMarlborough rock daisyというお花だそうです。

日本でも良く見かけるシロバナタンポポに似ている花ですが、Marlborough rock daisyというちょっと和名の見つからないようなニュージーランド固有種の花だそうです。

 

なんでも生半可に人が立ち入ることのできないような場所に生息する花だそうで、標高1200メートルほどの高地ではないと見ることのできない 高嶺の花だそうです。え、上手いこと言ったつもりはありませんよ。

 

 

 

その他 気になった綺麗なところ

やっぱり透かしの部分がとても綺麗

 

 

 

翼を広げたファルコン。模様が独特でかっこいい

 

 

 

またまたファルコン。

 

 

 

まとめ

ということで今回はニュージーランド新20ドル紙幣についてまとめてみました。

 

オーストラリア、ニュージーランドに限らず 海外はキャッシュレス化が進んでおり、カードでの支払いが多いようですが、一度 現地の紙幣、硬貨を手に取ってみてまじまじ観察してみるのも旅行の楽しみになりうると思うます。

 

まぁ私もニュージーランドに来てから これまでカード支払いが多かったんですけど、今回 まとめてみたら紙幣への興味が再燃してきました。明日からは積極的に現金で支払っていこうと思います。

 

 

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