TOEIC L&Rテストは、ビジネスシーンで使用される英語力を測定するという名目のテストです。問題の内容はビジネスシーンで必要な英語力を測定することを目的としているため、一般的な日常英会話に必要な表現やフレーズが出題されないという特徴もあります。しかし、
「スコアが高い=英語が上手い」
という単純な基準で評価している方々が多いのも事実。僕は初対面の自己紹介などで
なんか(英語を)喋ってみてよw
と無茶ぶりさせられる頼まれることがあります。調子こいて一度 英語を話したら地獄のような空気になったことがあります。死にたかった、というよりは相手を抹殺したかったです。そんなわけで、英語力を尋ねられた時に『あ、TOEICは900点』。この一言で終わらせられたらいいなあ、と浅慮に思い立ったのが受講理由であります。
もくじ
なぜ失敗したのか?:
筆者の英語力ついて
2023年の1月29日(日)にTOEICのL&Rテストを受けました。
表題の通り、目標スコアは達成できませんでした。
失敗理由を良く考え、今後に活かすために今回の試験の反省をしていきます。
まずは筆者の英語力(リーディングとリスニング)を、できるだけ客観的にまとめていきたいと思います。
筆者の英語力(リーディング)について
それなりに出来る方だと思います。
浪人時代の模試では、記述式英語で偏差値70以上が出たこともあります。愚直に一つのことを繰り返すことが得意なので単語の暗記が死ぬほど得意でした。あくまで大学受験英語のレベルでは、解けない問題はなかった記憶があります。
筆者の英語力(リスニング)について
リーディング(読解)と比べると、不得意な方だと思います。しかし、それはあくまでも比較してのことなので、一般的な日本人としては高いレベルだと自惚れていました。
僕は一応、オーストラリアやニュージーランドなどの英語圏で数年間生活していた経験があります。バカ真面目融通の利かない僕は日本語を話すことを避け、日本人といるときですら英語で話すというストイックっぷり。それが功を奏して日本人の友達はできず、語学学校にいた陽気なラテン系の人達とも合わず、気づいたら40代バツイチ、車の中はゴミで座るスペースがないというオーストラリア人の男(カールおじさん)と共同の家に暮らしていました。
また、オーストラリアはある程度 英語の応答が出来ないと最低賃金以下で働かされることも多いです。
そんな鬱憤のたまった生活からか生まれもっての性格からか、目が焼けるほどSNSでキラキラした投稿をする日本人インフルエンサーに憎しみを抱き、
僕はこんなアホ共とは違う孤高の存在…
と奴等を見下すために英語勉強に力を入れました。日常的なカールとの会話に加え、ときには’実地学習’とは言いつつも下心ムンムンでTinderデートを繰り返し、順調に失敗を重ねていきました。しかし、相手の英語を聞き取るという能力は着実に上がっていきました。
そんなワケで英語には自信がありました。
帰国から3年程度経っているとはいえ、英語なんてすぐに思い出すだろうと。2か月もあれば、TOEICなんて900点は余裕だと。
完璧に間違いでした。
目標スコアは900点以上
TOEICの目標スコアは900点以上でした。
テスト結果は825点
こちらが結果です。
目標の900点を大きく下回り、825点でした。
しかし、正直なところ心の中では安堵しました。というのも、リーディングパートを最後まで解けなかったからです。…いや、恰好つけました。最後までというか、180~200番までの20問(100点分)は全部Bで出すほど時間が足りなかったからです。
なぜ失敗したのか?:
反省点と対策について
なぜ、目標スコアに届かなかったのかをまとめていきます。
今回の失敗で特に気になったところは
- 勉強期間の短さ
- リーディングパート(特にPart5,6,7)
です。
リスニングテストは各設問ごとに時間が設けられていたので多少分からなくても『なんとなく』で答えて9割程度(465点)が取れましたが、リーディングが360点という驚くべき低スコアだったのは以下のような理由が大きいでしょう。
全体的に:
勉強を始めるのが遅かった
- 実際に勉強を始めたのは1月2日から
- 必要単語の暗記は1月10日から
という遅さ。余裕をもって2か月前に試験を予約したのに、実際に勉強を始めたのは1月2日とはどういうワケでしょうか?慢心、油断に他なりません。自分の英語力を過信しすぎ。もともと頭がいいワケでも容量が良いわけでもない僕なので、遅くても2か月前から単語集の暗記に取り掛かり、1か月前からは模試を繰り返す必要があったと思います。
Part5について:
時間を使い過ぎた
- 迷った設問が多かった
ように思います。
特にPart5の文法問題で20分程度使ってしまったのは痛手。文法問題は正直 知識問題という側面も強いでしょう。悩んで答えが出るレベルも中にはありますが、基本的には知っていないと正答率が上がらず、時間を浪費してしまいます。
Youtubeで対策を見たところ、900点以上を取っている方は
直感的に分かるようになってくるから、一問5~15秒くらいで解く
全文を翻訳するんじゃなくて、英語のまま考えることが大切
的なことをおっしゃっていました。
今回の私はPart5において、余計な情報(固有名詞、あれはまじで読む必要がほとんどない気がする)を頭の中で音読するくらいでした。完璧に時間の無駄です。
分からない設問に出くわしたら次に行く決断力(というか勉強)が足らなかったのかもしれません。次はPart5特化問題集をしっかりと行い、時間配分を厳しく守って勉強します。
Part6,7について:
試験に慣れていなかった
- 模試を全然やらなかった
というのも今回の失敗に大きく起因していると思います。上の模試教材、試験1週間前に発注して試験4日前に届き、
今中途半端に行うよりも、次の試験時に未読の状態から行った方が良いのでは?
と血迷った挙句、一切手を付けずに今に至ります。最後まで諦めない、と口には出しつつも心の中では既に次の試験に目が移っていました。アホか。とりあえずでもいいから一応 模試は解いておくべきだっただろが。
TOEIC Part 7は長文読解の問題であり、英語力の総合的な判断力が必要とされる難易度の高い問題ともいわれます。しかし、最後の20問も飛ばしといてなんですが、今回の試験は内容的にはとても簡単な問題が多かった気がします。平均点も高いんじゃないか?
読解力のスピードを上げるためには多読・精読が不可欠。こちらについても専門書を購入して、次回はPart5の確認に時間が割けるように勉強します。
Part3,4について:
ほぼ運でした
- Part3と4はほぼ直感だった
ので、運が良かったとしか形容できません。マジで全然 分からなかったのですが、かろうじて聞き取れた単語と話者のトーンなどから答えを推測してました。運が良かった…
Part1とPart2に関してはAI英語学習アプリ(abceed)で500問程度は勉強をしていたので、試験問題がとても簡単に聞こえました。しかし、今回のTOEICテストPart1とPart2は易化傾向にあったようなので気を引き締めましょう。簡単とはいえ、Part2では『んん…?』と思った問題も2問程度あった気がします。
Part3,4はシャドーイングが大事とされます。話者に側になり、感情をもってシャドーイングすることで、よく聞き取れるようになるそうです。根気がいる作業ですが、頑張りたいです。
全体的に:
勉強時間は良くやった方
しかし、勉強時間については十分だったと思います。
仕事のある平日でも300分(5時間程度)は確保して行えました。この点においては我ながら天晴。不器用なリに良く出来たと思います。終盤、夢の中で『この英単語 なんだっけ…?』と実在しないような単語で悩むような悪夢を見るような状況だったので、次の試験は余裕をもって試験勉強をしたいです。
2023年度 失敗談①:
総括
以上のことから次回のテストでは
- 試験勉強は2か月前から始める
- 単語よりも熟語を重点的に覚える
- 各項目(特にPart5,7)に特化した参考書で勉強する
という点を踏まえて、目標スコアを達成できるようにします。
お疲れさまでした。
失敗は失敗としてちゃんと受け止めようね…。
👇参考にした英単語・英熟語の本。
ある程度基礎が出来ている人なら上記の2冊がおすすめです。単語を見て0.5秒以内に意味が分かるくらいにすれば800点はすぐに超えると思います。