第9話:迷い
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絶体絶命だったサフィーアが目を覚ましたのはクレオ達の拠点、古城。
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命からがらに傭兵団から生き永らえ、超偶然にもクレオ達に拾われたようだった。
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この訪れた時と打って変わって落ち込んだ様子のサフィーア。
コハクには思うところがあるのか、姿を隠してクレオとサフィーアを影から見守っていた。
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このクレオのファインプレーよ。
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大変な時に『大変だな』って言われるの、いいよね。
こういう切羽詰まったときに必要なのは論理的な正論じゃなくって、同情的な意見だよな。ナイスですクレオ。
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………
9話の前半は、クレオの特技レベルの“聞き上手さ”が目立っていた。
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…
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この後のクレオのコマが格好良かった。
ちょっとキザでめっちゃ好きだった。
コハクやメルクース商隊団長がクレオに見出した魅力がどういうとこか今んとこ不明。が、一読者としてはクレオの優しさ、面倒見の良さ的なところにグッと惹かれた第9話だった。
第10話:生き様
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行く場所がなくなってしまったサフィーアを勧誘するクレオ。しかし、どうにも口籠るサフィーア。
と、丁度そのとき
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シュピピィィィン
とコハクが察知。来客のようだった。
で、それが、
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サフィーアを追ってきた賊傭兵団だった。
悪名高いガルド王国の騎士団としても、そして王国の裏切り者としても追われているサフィーア。そんなお尋ね者を匿うのはリスクがデカすぎるから引き渡せ、と傭兵団頭。
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『胸糞悪い!』
と、傭兵団頭の誘いを拒否。
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…
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……
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またも酒場を壊されてはたまらない。
剣をしまうクレオ。しかし、啖呵を切ってしまったクレオにコハクは…
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『もう、しょうがないなぁクレオは。』
この安心感よ。
傭兵団はサフィーアを攫うために武力行使に。
クレオ陣営から飛び出したシュラク。
がしかし異剣の属性相性が悪いとあって、戦闘レベル的には格下の傭兵団頭に手こずっていた。
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と、突如風。
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発生源は………。
第11話:新勢力
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そんなこんなでクレオ達の仲間になったサフィーア。髪の毛もパッサリ切って、さっぱりした感じ。
作業効率も大幅に上がり、拠点の工事に取り掛かるかと思いきや、
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はじめたのは特訓。
またつぎに大規模な盗賊団などが来たときのためにサフィーアを鍛える、というわけではなく
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主にクレオの能力を鍛えるために設けられた場らしい。
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なんとクレオにはバフ能力『異剣戦士の能力大幅アップ』があることが判明した。
補助術師、ということで非常に重宝される能力であり、異剣に特化した補助術師なんて聞いたことのないサフィーアだったのだが、
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敵味方関係なく発動してしまうのがネック。サフィーアを追ってきた傭兵のように、敵の異剣戦士も強くしてしまうという致命的な欠陥があるらしい。そういうわけで
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はじまったのが特訓だった。ふんふん息巻いてるコハクがカワイイ。。。
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前途多難に見えた特訓だったが、、、
『異剣戦記ヴェルンディオ』 第2巻 感想
1巻のワクワク感はそのままに、各所で明らかになる謎がストーリーを淀みなく進行してくれてる見事な第2巻だった。
見所を挙げればキリがないのだけど
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☝この傭兵のおっちゃん一人とってもスゴイ。
序盤に出てくる、いかにもな『カマセ』感があるものの、とんでもなく流麗な撤退シーンは凄かった。結果はご存知の通りの敗走なんだけど、それでも『これ後々 要所で再登場するんじゃ…』と読者に予感させるような雰囲気が凄かった。キャラを無駄遣いしないのは流石 七尾ナナキ。。
あと、10話『生き様』の
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☝このシーンもね。。とんでもなく良かったんです…
徐々に装備が整い、仲間が増えていくRPGのような雰囲気。
現状、拠点の城を大きく移動していないにも関わらず進んでいくストーリーには一読者として、続きを読む手が止まらない仕上がり。。。
そんな異剣戦記ヴェルンディオの第2巻でした。
ストーリーもさることながら
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キャラクターの魅力もスゴイぞ。
まだ読んだことのない人は是非。
まだ2巻が発売されたばっかりだ。
一緒にリアタイで読む高揚感とドキドキを共有出来たら幸いです。
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