中級者ロッド
といえば、シマノのSSシリーズではないでしょうか。BBシリーズが入門だとして、やはりその上はSSシリーズ。
しかし、価格は2万円前後。
う~~~ん……!!!
と、非常に悩まれる価格帯かと思います。
そこで筆者が身銭を切って購入してみました!正直、今月かなりキツイですが、人助けのためなら仕方ないのです!!
というワケで、今回はシマノ 22 ソアレSSについて、
- ザックリとスペック紹介
- 実釣インプレ(使ってみての感想)
- おすすめモデル
の順にまとめています。特に使用感については詳しく書いていきますので、悩まれている方の参考になれば幸いです。
どんなロッド?
シマノ 22 ソアレSS
まずはスペックや搭載テクノロジーなどを紹介していきます。
スペックざっくりと!
22 ソアレSS
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
型番 | S58UL-S |
長さ(仕舞寸法) | 5.8フィート(89 ㎝) |
自重 | 51 g |
ルアーウェイト | 0.4~8 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ハイレスポンスソリッド |
おすすめ度 |
4.86
|
~BREAKFREE~お手軽、しかし奥深い:ソアレSS AJING
ソアレ SS AJINGに遂に基本構造[スパイラルX]が採用され基本性能が進化。多彩なリグに対応できる幅広いラインナップ。
シマノ 22 ソアレSS
デザイン&搭載テクノロジー
それではシマノ 22 ソアレSSのデザイン・搭載テクノロジーを紹介していきます。
ハイパワーX
ネジレをさらに抑え込む強化構造
です。キャスト時やファイト時に発生するねじれを抑制。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていきます。これにより、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクスが持つ本来の性能がフルに発揮されるようです。
スパイラルX
ネジレとつぶれを克服しロッド性能を根幹から高める
スパイラルXを標準実装しています。ロッド縦繊維の内層と外層に、カーボンテープをそれぞれ逆方向斜めに密巻きした三層構造になっており、高いネジリ剛性とつぶれ剛性を実現されています。
ブリッジライクシート
橋のような湾曲が個性的
なロッドシートになっています。表面硬度が高められており、従来素材よりも感度に優れています。さらにコンパクトな設計により、掌とリールシートとの接触面が減ることで感度がさらに向上します。写真の通り、とっても握りやすいです。
CI4+
上位モデルに搭載されている
シマノ独自の素材CI4をさらに進化させたCI4+。従来樹脂と比較してより軽量で高い強度を備えているのが特長です。アップロック方式であり、大物が釣れた時でも安心して握り込むことが出来ます。
ハイレスポンスソリッド穂先
掛け調子のためのティップ
ともいわれる「ハイレスポンスソリッド」を採用。アタリがあれば積極的に掛けにいかれるような、感度が非常に良い穂先に仕上がっているようです。
シマノ 22 ソアレSS
実釣インプレ・評価
実際に使ってみた感想は以下の通り!
『軽さ』について
超絶 軽い!
というのが22 ソアレSSを実釣で初めて使ってみた時、というか商品を実際に手に取ってみたときの感想です。自重はなんと51g!Mの鶏卵と1個と同じくらいの軽さなのです。
先述した「ブリッジライクシート」も相まって、握りやすく軽いので使用感が素晴らしく良いです。
初心者の方でも片手キャストが決まるので、より一層 ライトゲームの楽しさ・手軽さを体感できるでしょう。
『キャスト・操作感』について
0.4g~
から8gまでと、適合ルアーウェイトが幅広いです。ブランクスにスパイラルXが採用されていることもあってか、シャープな操作感があり、初心者にとっては超キャストしにくいだろう軽量ルアーも軽快にキャストが決まります。
流石に0.5gを切るようなルアー・ジグ単を精度良く狙ったポイントに投げるには慣れが必要になってくると思いますが、1g~3g程度だったら初心者でも精度良くキャストが決まるのが22 ソアレSSの大きな強みだったと思います。
『デザイン』について
高級感のあるデザイン
というのも22 ソアレSSのおすすめポイント。
同じくソアレのXRや、ダイワのレガリスなど、黒×金色のスピニングリールと非常に良く合います。2万円前後という価格もあり、1万円前後のロッドに比べて高級感がありますな。
シンプルながらにも、こだわりが見えるデザインというのも使っていて満足なポイントでした。
『強さ・パワー』について
曲がりながらも、掛けに行ける
という設計になっているので、アタリを感知した瞬間に合わせる感覚は掴みやすいです。で、重要なのが、その後の曲がり方。
22ソアレSSではロッド全体が曲がるようになっているため、20UPの魚が釣れると超楽しかったです。また、楽しいだけではなく、魚を暴れさせ過ぎないのでバラシが減る、というメリットもあるようでした。
抜き上げは?
何㎝くらいまでなら抜けそう?
抜き上げは正直、使用するPEと釣り場によります。
先述した通り、ソアレSSは竿全体が曲がるような設計になっているため、竿の反発力を活かしてヒョイッと抜き上げるのはやや不得意に感じました。足場の高さにもよりますが、抜き上げる際にタメが使いにくく、堤防の縁にラインを擦ってしまいそうなことが多かったです。
PE0.4号とかなら20㎝クラスならヒョイッと抜けましたが、20㎝後半はタモを使ってました。
シマノ 22 ソアレSS
おすすめモデル
普通のソアレSSに加え、アジングモデルなどもあり、執筆時現在では全14種類のモデルから選べる22 ソアレSS。筆者が購入の際に非常に悩んだのが以下の3モデルです。
小技が効かせやすいアジングモデル!
22 ソアレSS S58UL-S
モデル | S58UL-S |
全長 | 1.73(m)/89(㎝) |
自重 | 51g |
適合ルアーウェイト | 0.4~8 g |
おすすめ度 |
|
- とにかく軽量なモデル
にこだわるなら一番おすすめのモデルです。風が強いようなコンディションでも操作がリグに伝わるためULクラスであり、きっちり誘い切れます。ショートレングスということもあり、ライトソルトゲーム初心者の方でも扱いやすいのも◎。
最も汎用性が高い!
22 ソアレSS S70UL-S
モデル | S70UL-S |
全長/仕舞寸法 | 2.13(m)/109(㎝) |
自重 | 59g |
適合ルアーウェイト | 0.4~8 g |
おすすめ度 |
|
- 足場の高いポイントでの使用におすすめ
- オールラウンドで使える
というモデルです。長尺でありながらも60gを切る自重であり、使用頻度の高い1g前後の小型ジグヘッドリグや、7g前後のフロートリグなんかも快適に遠投可能。幅広い重量のリグを扱うのに最適なモデルです。
遠投モデル!
22 ソアレSS S86ML-S
モデル | S86ML-S |
全長/仕舞寸法 | 2.59(m)/133(㎝) |
自重 | 84g |
適合ルアーウェイト | 2~28 |
おすすめ度 |
|
とにかく遠投によって、遠くの魚を獲りたい!
という方にはアジングモデルではなく、従来のソアレSSのS86ML-Sが良いでしょう。若干、色味がゴールドよりオレンジが強いといった特徴があり、高級感は若干 薄れる気がしますが、
アウトシュートのような飛ばしウキを活用することによって、1g程度の軽いルアーを遠投し、ふよふよ漂わせながら引いてくることができます。掛けた魚をバラしづらいバランスを追求しながらも大遠投ができる異色のロッドです。
総括:シマノ(SHIMANO)
22 ソアレSS インプレ評価
ライトゲーム中級者に!
是非おすすめしたい22ソアレSSでした。
筆者が選んだモデルは『アジング』という名前が冠していますが本文の通り、メバリングでばっかり使っています。アジングで使えるのであればメバリングで使えないワケがないので、名前についてはあまり気にしなくて大丈夫でしょう。
本文を総括すると
- とんでもなく自重が軽い
- キャストの精度・操作性が良い
- 竿全体が曲がるので超楽しい・バラシが減る
という点が超おすすめポイント。
迷われている方は是非、検討してみてください。
それでは!
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