日本円をオーストラリアドルに返金するときに何枚か貰ったきり手に入れることはなった滅多にお目にかからないオーストラリア100ドル札をひょんなことから手に入った。
この100ドル札、まったく流通していない。
カジノでは飛び交っているらしいが、カジノなんて私にはまったく関係ない場所であるので手に入れる手段がまったくない。
ちなみにATMでお金を引き出す場合でも、最も高額な紙幣は50ドルである。
なぜこんなに流通していないのか全く分からないだが、この100ドル札 何気なく生活している分にはまったく手に入らない気がするのだが私の気のせいだろうか?私は両替所くらいでしか100ドル札は見たことがない。
読者諸君は1万円や5千円などの各日本紙幣の発行枚数がおおよそどのくらいかご存じだろうか。ちなみにあなたは何円札の発行枚数が一番多く、また一番少ないと思うだろうか?
答えは千円札がダントツで多いのだ。
その量はなんと157,000,000枚。そう1億5千7百万枚も刷られている。
そして一番少ないのは5千円札。
その数 たった2千万枚だ。
6分の一にも満たないのである。
ちなみに日本で一番 紙幣価値の高い一万円札も一位の千円札に引けをとらない1億2千三千万枚も発行されている。
(財務省 平成29年度日本銀行券製造計画より)
つまり何が言いたいかというと、一般的に最も高額な一万円札が多く刷られている日本に比べて、オーストラリアで一番高額な紙幣である100ドル札がこうも一般に流通していないのは不思議であるということが言いたかった。
(オーストラリアの紙幣発行数について見つからなかったので、あとで図書館にでも行って調べます)
前書きがめちゃ長くなってしまったが、さっそく100ドル札の紹介に入っていこう。
オーストラリア100ドル札とは
1984年に発行が開始された2019年現在、もっとも高額な紙幣である。
発行年は1996年、1998-1999年、2008年、2010年‐2011年、2013年‐2014年とWikipediaに書いてあるが、現在はどうなのだろうか
材質と大きさ
紙質はポリマーで縦65㎜、横158㎜のもっとも大きなサイズの紙幣でもある。
材質はポリマーで、濡れても破れない。
オモテ面
表にはオーストラリア出身のオペラ歌手ネリー・メルバが描かれている。
第一次世界大戦中にメルバは戦争関係のチャリティ活動を行ない巨額の資金を集めた国民的、いやイギリスをはじめとする各ヨーロッパでも絶大な支持を得た世界的オペラ歌手がメリー・ネルバ氏だ
裏面
裏面にはジョン・モナシュ将軍が描かれている。
顔で分かるように、すさまじい功績があるにも関わらず、日本語版Wikipediaにはページが存在にしないのはどういうことか。
彼は第一次世界大戦のオーストラリア軍の指揮官として数々の作戦を遂行した人物で土木技師でもあるそうだ。将軍の尊顔があまりにも威厳に満ち溢れていたので最初はこちらがオモテ面だと思っていた。
その他細部
メルバは、ヴィクトリア朝後期から20世紀はじめにかけて、最も有名な歌手のひとりであった。また、クラシック音楽の音楽家として国際的な名声を得た、最初のオーストラリア人であったらしく、紙幣にはミュージカルの劇場のような場所も描かれている。
先述の通りモナシュ将軍の功績を評してか、軍事的な絵がたくさん描かれている。
騎馬戦士たち。
非常に精巧に描かれていて非常にかっこいい。
やけに背の低い馬に跨りつつ、傍にいるの男性と肩を組む男性。
心なしか、非常に疲れているようにも見える。
そしてオーストラリの紙幣といえばの「すかし」も健在。
ココドリという鳥がデザインされている。かわいいね
記事を書いた3日後にこの100ドル札はやむなくレント代として消えてしまった。
はぁ~あ。マジでカジノ以外でどこで手に入るんだろうねぇ。。