【なんだ…これ…?!】『僕はお肉じゃない』が前代未聞のエロ×動物バトル展開でウケる

広告代理店で働く、イケメンコピーライターの右左原國男には、とある秘密がある・・・
それは、幼い頃に経験したトラウマから、性欲が怖く、女性に迫られると、女性が動物に見えてしまうのだ。
そんな彼が、広告業界で働きながら、周囲の肉食系猛獣女子に襲われながら、人と向き合い、自分を、そして恋愛の意味を知っていく!!
動物の生態も、人間の性愛も満載!!
衝撃&悶絶のエロティック猛獣ラブコメディー、襲来!!

引用:小学館

 

衝撃&悶絶のエロティック猛獣ラブコメディー

 

はたして、この文言だけでピンときた読者はどれくらいいるのか。僕はまったく分らんかった。とりあえず『エロ』という文言だけに釣られた馬鹿野郎です。こんにちは、井家と申します。

 

 

しっかりとエロいが、それだけじゃない。

エロ×ギャグ×シリアスの絶妙なバランス。逸材だ。しかも著者の伊藤一角、これが初連載だというから驚き。こんな新世代を担うようなルーキー、Twitterのフォロワーが100人前後しかいないのはどう考えても過小評価だと思い、記事を書くに至った次第。

 

 

面白いエロコメディーをお探しのあなた。

『僕はお肉じゃない』はもう読んだ?

 

 

 

 

 

概要『僕はお肉じゃない』

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

主人公 右佐原國男は広告代理店で働く20代の男。整った顔に高い身長(185㎝)という、周囲の女性が放っておかないハイスペック、良物件の男である。が、、

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

当本人には致命的な欠陥があった。それが

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

異性として迫られると、女性が(主に肉食の)動物に見えてしまうということだった。幼少期にイロイロあったらしく、自他共に性欲が怖くなってしまった様子。かわいそうである。

 

 

広告代理店に勤める國男。

普段の仕事ぶりは優秀なのだが、

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

女性経験のなさからチームを外されてしまう。コピーライターたるもの、『誰か』の心になれるようではないと務まらない。人の心は動かせない。

 

 

人間はね、結婚やセックスのためだけに恋愛をするわけじゃないの

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

というのが物語の導入である。

 

 

 

それでは、僕なりの『僕はお肉じゃない』の魅力について、順に解説してみる。

 

 

 

エロ要素×動物バトル

☝(GIF)

 

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

まずガッと心(下)を鷲掴みにされたのは、『僕はお肉じゃない』の普通ではないエロ要素だ。

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

唐突に始まるハンティングバトル(不殺)。気を抜けば展開に置いていかれるような怒涛の勢い、スピード感。

 

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

筆者の豊富な動物知識を織り交ぜつつ…

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

繰り広げられる、異種族格闘技。

 

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

一筋縄ではいかない強敵(酒に酔って理性が若干飛んだ普通の女性)。

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

どうやら國男の理性が吹き飛んだら負け、という至極単純な勝敗のルール。

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

 

手に汗握る勝負。下腹部にクる描写。

 

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

武井壮もびっくりな本格動物バトルである。

 

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

ここまでキチンと読んだ読者は既に思考回路がアレになっているので『こいつら深夜の会社で何してるんだよ…』という野暮はことは考ない。考えられない。ただただ勝敗の行方を静観するのみである。しかる後 抜く準備である。

 

 

 

 

ゲームセット、ウォンバイ國男!女性読者の大半は脱落し、多くの男読者がファンになった瞬間である。

 

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

 

……

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第1巻

 

 

アフターフォローまで完璧だ。『なんだよこの漫画www』と読み始めた友人も、ここら辺のページではシンとしていた。強弱もしっかりしてる、エロありきじゃない良い漫画だ。

 

 

 

エロもさることながら構図も素晴らしいので状況が理解しやすく面白い、というのが僕のおススメポイントの一つだ。女性の四肢の艶めかしさもよく描かれてるし、ちょくちょく入る動物マメ知識に思わず膝を叩くことも多々ある。

 

武井壮の動物バトル解説のように分かりやすく、新たな発見があり、なおかつエロくって、面白い。もう筆者の語彙力と文章力が小学生レベルに落ちるくらい、とにかくエロ面白漫画を読みたい諸君におススメなんだ。とりあえず、なんでも良いから1話読め。

 

 

今ならTwitterで3話くらいまで無料で読めるぞ

 

 

 

 

『ギャグ漫画』としてのクオリティの高さ

 

どうにもエロ漫画に勘違いされてる節があるが、見所はエロに限らない。ギャグもかなりレベルが高い

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

森川さんから食べかけのおにぎりを手渡された國男。

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

間接キッス。

思考をフル回転。

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

………

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

キモさの金太郎飴。天才か。

 

伊藤一角には独特のギャグ・ワードセンスがある。『魔人探偵脳噛ネウロ』がDCS(ドーピングコンソメスープ)という推理漫画に似つかわしくないブっ飛んだワードセンスを披露し、一気に人気と知名度を上げた。『僕はお肉じゃない』も、

 

ただのエロ重視漫画じゃないぞ…?

 

と世に迎合される未来も近いんじゃないかなぁと勝手に思ってる。

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

ホント伊藤一角 頭オカシイ。普段どんなこと考えてんだよ。

 

 

 

 

ハッとさせる『シリアス』のクオリティ

先述したようにエロい要素だけじゃない『僕はお肉じゃない』。ギャグのクオリティもさることながら、シリアスもなかなか、クオリティが高い。

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

………

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

 

引用:僕はお肉じゃない(著:伊藤一角) 第2巻

 

……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というね、唐突のシリアスにグッときたり。

動物予備知識が物足りないと思いつつも、感動してしまうピュアな自分を発見できたり。いろいろと 発見の多い新進気鋭の漫画である。

 

 

エロだけじゃなくギャグも併せ持ち、シリアスまで卒なくこなせる。これはもう、今後の展開と伊藤一角の成長が楽しみでしかない。

 

 

 

 

総括『僕はお肉じゃない』

昨日まで、この世になかった漫画を描きたい』という伊藤一角の気持ちから生まれた『僕はお肉じゃない』。

 

ご覧の通り概要は、動物知識を披露しつつ捕食体制に入った女性を野獣にたとえながら対処するバトル漫画である。コアな部分は人間の性愛について等 深い部分があるものの、エロ要素は強め。フェミ無双の現在において、女性からの

 

おっさんの妄想漫画キモ。どこにいるんだよこんな女たち。

モテない男の妄想すぎて無理

 

というコメントが目立つくらいに不評らしかった。

 

当然、男の僕としてはこれらの意見に与しない。聞くに値しない。そんなもん僕が少女漫画読んで『イケメン御曹司嫌~い』ってコメントするような低レベルの感想に過ぎない。無視しとけ。そもそも“モテない男の妄想”ってアバウトに言いやがってオメー。なめとんのか。こんなハイレベルな妄想する男いねぇよ。

 

 

強く異彩を放つ存在というのは、どこかしらからバッシングを受けるモノだ(デトロイトメタルシティとかな…)。

 

エロくて面白い、という漫画は貴重である。大成する素質を兼ねそろえている。出来れば諸君等も一読してみて、気に入ったら購入に踏み切ってくれ。一緒に見守ろう。たまにお世話になろう。

 

 

 

 

 

 

 

多分、こちらもおススメ

 

 

 

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