表題の通り、彼女(しかも初彼女)だった韓国人カウルと別れることになった。なっちゃった。。。
昨日は一日中 数少ない友達宅で酒を煽りながら後悔に浸ってメェメェ泣いていたんだけど、ドイツ人の友達が
(後悔するんじゃなくって反省したまえ)
と、なかなか本質をつく素晴らしいことを助言してくれた。流石ドイツ 哲学の国。まったく正論なんて聞きたい気分じゃなかったんだけどな。男って奴は辛いぜ。
たしかに後悔なんて非生産的なことをしている時間なんてない。思い返して『あのとき、あぁすれば、、』とくよくよ後悔して自分を責めてるだけでは何も変わらないし、健康にも悪い。同じ状況を繰り返して 同じように失敗するでしょう。
な~~んて立派な言葉だけど、いまだ気を抜くと後悔の泥沼に引き込まれそうになるので心機一転 記事にして今回の一見をまとめ切ってみようと思う。
別れることになった原因
ルンルンとしながら書いた彼女紹介の記事ですら少し愚痴っぽくなってしまうくらいには最初から困難が見え隠れしていた私達だったけど、いざ別れるとなったら非常に悲しい。。
ちなみに別れは私が切り出した。ここで私がメェメェ泣いた理由がアヤフヤになったけど、それは後述しようと思う。
別れた理由はずばり2つあり、まずは、、、、、
自分の時間がなくなったこと
ということでしょうか。
当時住んでいたバックパッカー宿に不満があり、彼女も広い家に一人で住むのは少し寂しいとのことだったので半ば同棲的な生活をし始めた。というかあれは完全に同棲だったと思う。一緒に食事をとり、ほとんどの時間を共に過ごし、寝室が一緒などころかベッドも共にするという有様。ニュージーランドに来たばっかりの私には想像もつかないような、一見 薔薇色にも見える生活だった。
いろいろ初体験なこともあり、数日間はとても刺激的な生活だった。このブログが始まって以来となる8日間の無更新期間という記録もできた。まったくの他人と距離をつめて生活することの新しさに完全に圧倒された。彼女に比べて私の外国語力は低いことは否めなかったが、それでも伝えようとすれば伝わる、気持ちが大事なんだ!という二年前の私が唾棄してた考えを再発掘したりしてた。
色々と楽しかったのは間違いなかった。
が、少しして思った。
「自分の時間がなさすぎる。。」
と。
勿論、別れ話を切り出す前にも何度か
『自分だけで考えたりする時間も大切だから ちょっと集中させてほしい』
なんて言ってみたりはしていたのだけど、どうにも彼女は一緒に何かをする方が楽しいと思える人だったらしく、そんな私の提案は2時間もしないうちに反故にされていた。すべての韓国人がそうだということはないだろうけど、韓国人の友達いわく
ということだった。
私の場合、それが耐えられないほどのストレスになったので、
『やっぱりバックパッカー宿に戻るよ。ここには、たまに遊びに来たり、泊まりにきたりするね。』
というと
と、まぁ当然の質問をされる。
別に嫌いということもなかったので、素直に
『そういうわけじゃなくって。ただ まぁバックパッカー宿の生活もそんなに悪くないと思うしね』
といって、彼女は甚だ不機嫌そうになったけど、まぁ大丈夫だと思い、同棲生活が終わる。
そして、問題は次のステージに、、、
連絡頻度の高さ
そうして同棲を終えると、今度は連絡頻度が格段に高まった。
既読してそのままにしておくと数十分後には電話がくるといった状態になった。
図書館で本を読んでいるときでも連絡がくる(連絡自体は本当に些事。『How are you~~?』みたいなもん)。既読を付けたら最後、チャットがスタートして読みたい本になかなか集中できなくなってしまうということが多々あった。
本を読んでいるときは、ちゃんと『今は集中して本を読みたいから、またあとでね』なんて言えば大丈夫だったんだけど、そのほかにもありとあらゆるときに連絡がくるので、その都度 彼女が納得できる理由かを慎重に吟味して返答する必要があった。
そんなことをしていたら当然 疲れてきたので、どうにかメッセージを確認しつつも既読をつけない工夫をするようになっていった。
しかし既読をつけずに、そのまま連絡を忘れてしまうと
というメールが届き、機嫌をなおすために長電話をしたり、彼女の家に手土産片手に電車とバスを乗り継いで行ったりした。
そんな生活をしているうちに、徐々に辛くなってきて、
『彼氏・彼女とかの関係は止めて、友達関係に戻りたい。』
と思い切って切り出してみると、信じられない という顔で凝視されて、
と怒鳴り声。
自分が関係を戻したい理由をひとつずつ、できるだけ齟齬がないように丁寧に説明していった。これが一番 良くなかった。一応 話し合いつつ改善していこう、みたいな結論に持っていくべく会話を進めているつもりだったんだけど、
付き合うって、そういうこともあるんじゃないの....?!
という感じで、彼女も不満があったようで話がこじれ始める。
どうにか『カウルのコトは嫌いじゃなくって、友達としては好き。ただ恋人関係は見直したい』という簡単なことを伝えようにも借り物の言語 英語では上手く伝えることが出来ない。彼女の圧倒的 不機嫌さにも圧倒されちゃってどうにも右往左往しちゃっていた。
そんな間にも彼女の怒りゲージが徐々に、はち切れんばかりに高まったらしく、ついに話が終わるのを待たずに、
友達関係にも戻りたくないから!!
と大激怒。
それはもう滅茶滅茶に怒られた。年の近い女性、というか女性にあのような剣幕で、面と向かって怒鳴られたことはなかったので 私のガラスの心は壊れるどころか粉微塵になった。控えめにいっても恐怖を感じ、あまりの怒り具合から背後から刺されるんじゃないか、とさえ思ってカウルの家を出るまで生きた心地がしなかった。
怖さ<悲しさ
実は小生 この前にも女性(奇しくも彼女と同じく韓国人)をキレさせて、和を以て貴しとなす日本人なら滅多に言われないであろう『Fu〇k Off !!』と吐き捨てられたことがあった。
Fuc〇 Off 。適切な日本語訳が見当たらないような罵倒言葉だけれども、そんなことは今回は言われなかった。が、それはそれは身がすくむほど怖かった。
けれども帰りの電車の中では 怖かったなぁ~~と思いつつも、それ以上に悲しさがあった。
というのも、彼女は良い人だったからだ。
『男女関係は3種類しかない。恋人か、赤の他人か、奴隷か。』っていうことをどこかで聞いたけど、友達関係もあるのではないか?と思えた初めての人だった。良く笑うし(笑い方はアレだったが、、、)、私の好きな各国の歴史問題や偉人なんかについても詳しく(二人で慰安婦問題の映画を見たのは流石に気まずすぎたが)、色々と私のことを気にかけてくれた。
恋人として一日の大半、というかほぼ丸一日を過ごす始めると色々 なんだかなぁ、と思うコトはあったけど それを差し引いても優しい ステキな人だった。
そんな人と、よくも考えもせずに『断る理由がないから』といって恋人関係になってしまったばっかりに距離感が狂い、関係が終わってしまった。と思った。
そんな事実がひたすらに悲しくって昨日は友達の家でメェメェ泣いていた。
男子諸君。ワーキングホリデー中に恋愛をすることになったら気を付けてほしい。
私達に訪れるチャンス(色んな意味で)は、女性に比べると圧倒的に少ないことは厳然たる事実である。そんな愛情の枯渇して、一人 無益に孤独を貫く我々の前に自分のことを好いているモノ好きな女性(なおかつ綺麗)が現れ、さらには『付き合わない?』なんて聞いてきたら、諸君らはどうだろうか。断れる聖人君子などはいないだろう。少なくともこんなブログを読んでいる君たちの中にはいないはずだ。え、いる?それは君の思い違いだ。改めよ。
しかし、よく考えて返答をしてほしい。
「なんとなく」で男女関係になると 男女関係どころか芽生えつつある友情関係すら駄目にしてしまう可能性がある、ということは胸に留めておいて損はないと思われる。
今回の反省
今回の反省としては
『なんとなく断る理由がないから』なんて軽薄な理由で恋愛関係を始めないこと
付き合って一か月もしないうちに同棲なんてしないこと
なんてとこでしょうか。。
とドイツ人の彼は言う。
このあたりでもう私は耳をパタッと折って酒を煽って窓の外を見始めたけど、そういうことなのだそうだ。
非常に有難い彼の教えだったが、『必ずしも正論が薬になるとは限らない。状況を考えてほしい。正論ハラスメント反対。』と忠告しておいた。
☝そんなワケで先日からYoutubeで癒してくれる曲を探してたどり着いた曲。仕事や人間関係、その他 現世のアレコレに疲れた人には自然に染み入ってくれる癒し成分が組み込まれているので、よかったらどうぞ。
なぜ人は傷つけあうの
倖せに小石を投げて
風の谷のナウシカ 白い霧が晴れたら
風の谷のナウシカ 手と手 固く握って
大地蹴って飛び立つのよ
遥かな地平線
はぁ、気が抜ける