労働階級の皆さんこんにちは!今日も汗水たらして必死こいて日銭を稼ぐために働いたのではないでしょうか?!ご苦労様です。朝6時に家を出て先程18時まで作業が終わらず半泣きで仕事してました。井家です。
突然ですがワタクシ、仕事をやめようと思ってます。まぁ仕事って言ってもファームジョブっていうバイト的なアレなので恐縮ですが
正直な話、私の働いてるファームって全体的に見ると結構アタリだったようで稼げてはいるんです、結構。
ただね、最近ぜんぜん面白くねぇ…
私は自分がそこそこのやる気で仕事してるときに横の同僚が積極的かつ意欲的に仕事され、あまつさえ成果が伴うようなものならテンションがダダ下がるような矮小な人間です。書いてて「なにこれオレ最悪じゃん…」って思ったけど君等もあるでしょうそういうとこ?ねぇ?ツイッターでバズッたツイートのコメント欄に誹謗中傷が集まるのもオレみたいなヤツが多いからだと思ってる。そういうやつは直ちにアカウント消せ。ツイッター向いてねーよ。
そう。そんな具合で最近 仕事が輪をかけて面白くないの。まぁもともと面白い仕事じゃないんだけどさ。でも歩合制なる「やったらやっただけお金がもらえる制度」が始まる前は同僚同士で仲良くやってきてたんですよ。それこそ冗談を言い合ったりしながら仕事してたり。それが歩合制になった途端に仕事中に口をきく奴は激減。みんなイヤホンして血眼になってイチゴをありえない速度で摘み取っていく。こえーよ。
「ショウ!カエルいたよカエル!」って健やかな笑顔でよく話しかけてきてくれたエジソン君(台湾人)も今や見る影もなく、ただひたすらに効率よく四肢を動かしイチゴを摘み取るマシーンと化してる。もはやエジソンと呼べるのかも定かではない。多分エジソンではない
「ソウ!このイチゴもう食べるから隠れて食べなよ!」と貧乏生活からよく朝食を抜いていた私にイチゴを取って食べさせてくれたシェニーさん(台湾人)も もはやあの頃のシェニーさんではなく、いかにラビッシュ(廃品扱いのイチゴ)を避けて良いイチゴを取るかのみを考えているイチゴ選別マシーンと化してる。あとオレの名前はショウだからな何度も言うけど
そんな感じで 1カ月前はあんなに楽しかった同僚達がどこかにいってしまったような疎外感を感じている私だ。歩合制め。あの頃の彼等を返せ
そんなことだからつまらねぇ。いや、頑張って稼ぐのはいいことだと思うんだけどさ
「井家も稼げるように頑張ればいいじゃん」っていう人もいるだろうけど、稼げるように頑張ると虚弱体質の私は疲労が蓄積し、多大な時間を睡眠に費やさなければいけなくなってしまうのでなかなか頑張れないんだ。やっぱり時給制でいいよわたしゃ。1時間必死に体力と気力をすり減らしてフルーツを摘み取って時給数ドル上がる程度だったら私は断固として「頑張らない」という選択肢をとる所存だ。こちとら虚弱体質なんだパンビタイハイ飲め出稼ぎワーホリてめー
以前から私 友達作りに奔走したこともあって徐々に友達と呼べるような人も増えてきたんだけど、仕事(朝6時起き)がネックとなってなかなか彼等との時間を見いだせなくなっている。「今日飲みに行こうぜ!」って誘われても(明日 朝6時起きかぁ…)って思うと行けない。「女の子くるって!」なんて甘い誘いや「驕りだってよ!」っていう魅力的な誘い文句も「朝6時起き」という言葉の前では霞んでしまう。そのぐらい凶悪な響き 朝6時起き
すっかりダラダラと書き連ねましたが、何が一番 私を仕事から遠ざけたがっているかっていうと、単純に朝が寒いんです。今朝なんて気温3度でしたよ。
そんな低気温、低血圧の私は毎朝仕事に行くまいかどうかの葛藤をしていたんですけど、「お金を稼ごう」とかつてあれほどに真剣で切実だった思いが綺麗に失われていることに気づき、ファームを辞めようと思ったわけです。必要以上にお金を稼ぐことに盲目的になってしまうのは私の人生の中でも様々な可能性に満ち溢れている20代の使い方としてもどうなのかと、再考しまして
明日にでもスーパーバイザーに伝えて今週末くらいには仕事を辞めて、残りのオーストラリアでの余生は本を読んだり、友達と過ごしたりして過ごそうと思います。