伝説的Web漫画『Helck』が圧倒的面白さで3年経った今もアニメ化を待ってる僕がいる話

一昔前はWebマンガといえば2ちゃんねるまとめとかでたまに紹介されてるくらいだった。それがマンガアプリ世の中に浸透していくにつれてどんどん身近なものになってきた。当時は無料でマンガを見ることなんてそうなかったから、「ペニスマン」とか「おーしゃんマナブ」など面白いWebマンガを見つけたときは宝物を見つけたときにさも似た感動があった。

 

 

がしかし、Webマンガっていうのは「Webマンガ」の壁を超えていない場合が多い。どういうことか。それは無料で読めるからこそ「なんて面白いんだ!!」という感想を抱くが、ちゃんと金を払ってコミックスを購入して読むと一転「なんだコレ…絵は雑だし話は滅茶苦茶だし……」となる場合さえあることである。個人的には最近 コミックスで買った「外れたみんなの頭のネジ」が絶望的だった。絵もさることながらホラーとしてもギャグとしても受け取れない面白くなさ。これは僕の一意見だが、あれは深夜2時とかに無料で見るくらいが丁度良い作品だったと思うよ。

 

 

で、そんな僕が裏サンデーを知り始めた4年くらい前に愛読していたマンガで「Helck(ヘルク)」ってやつがあった。この前 寂びれた駅前の本屋で売っていたから懐かしいと思い購入したんだけど、思い出補正とか抜きで良く出来ていてな。少年漫画らしいストーリー、テンポの良い展開、個性あるキャラクター、そして何より絵の上手さ。どれもWebマンガの平均を大きく超えた作品だったと思う。アニメ化する、という噂をマジで信じて3年が過ぎたけど、まだかな裏サンデー。。。

 

 

 

ってわけで今回は伝説的Webマンガ「helck」について。そんじょそこらのWebマンガとはわけが違う漫画だ。

 

 

 

 

 

スポンサーリンク

「helck」とは

勇者が魔界を救う? ヘルクの大冒険活劇!

魔界のとある国。1人の勇者の手によって、魔王が倒された。
「もう魔王におびえることはない」と人間達が笑みで溢れかえっていたころ、
魔界では、新魔王の座をかけて熱きバトルが繰り広げられようとしていた!!
そこに現れたのはまさかの…!?

引用:裏サンデー

 

引用:Helck ①

 

人間の勇者だったという話。美形勇者で溢れ返ったファンタジー業界では珍しい味のある顔のヘルク。良い。なよっとした蚊も殺せないような体型・風格・面構えをした勇者()よりはこういうベルセルクのガッツみたいな風貌の主人公の方が安心するのは僕だけか。

 

 

1巻だけを見るとギャグ、上のように人間の勇者が「新魔王の座をかけて熱きバトル」なのだが、物語の本題はそこでない。

人間の勇者ヘルクが「魔王を倒す!」とかではなく「人間を滅ぼす」と宣言したのにも大きな理由があった。魔族の幹部ですら畏怖する力を持つヘルク。

引用:Helck ④

 

 

彼がその気なら魔王を打ち取ることも可能に思われる。が、彼の矛先は人間に向いている。

引用:Helck ⑦

 

新魔王の座をかけたバトルでは、大会主催者側の魔族幹部 ヴァミリオに妨害されながらも決勝進出。決勝の舞台は人間に打ち取られてしまった魔王城の奪還。

 

しかし、そこで彼らはゲートに巻き込まれ遠く離れた地に飛ばされてしまう。

引用:Helck ②

 

魔族の地に帰る道中で彼が何故 人間を滅ぼす決意をするようになったのかが分かっていく。

というのが大まかなあらすじ。

 

 

 

主人公はヘルクのように思えるが、「helck」は魔界視線での漫画。そういうわけで僕的にはヘルクはサブ主人公。メイン主人公は

 

引用:Helck ①

 

ヴァミリオちゃんだ。思い出補正も手伝って、書店でHelckの表紙で再会したときは胸が高鳴った。それくらい可愛いしかっこいい。

 

 

物語は2人を軸としてテンポよく進む。Helckの前にもファンタジーモノを描いていた作者 七尾ナナキ氏なので世界観もしっかりとしている。

 

 

 

ファンタジーが上手い作者 七尾ナナキ

引用:TIADIUM

 

まずHelckの作者 七尾ナナキについて紹介させてくれ。七尾ナナキはhelckがプロデビュー作品。

 

デビュー作品は画風が定まっていなかったり、コマ割り台詞回し等 粗削りな作品も多い。くわえてWebマンガだとそれが顕著で「頭ネジ」とか酷かった。が、七尾ナナキ、Helckは1話から話題になる。徐々に人気を得ていき、中盤に差し掛かるころにはモブサイコ、ケンガンアシュラなどの裏サン看板作品群にも劣らない人気を得ていた。一時はコメントが10000件を超えたりするような大作になった。

 

で、そんな天才的デビューを果たした七尾ナナキだけど、ニコニコ静画の方でhelckの前にもファンタジーものの漫画を描いている。それがね、まぁなんと面白いこと。。無料で読んでていいのか、ってなったわ。前ページカラーとか違法ダウンロードを疑ったけど作者自身が上げてたわ。

 

まぁなんだ、「ここが面白い!」と文字で説明するよか実際に読んでもらったほうが早いだろう。リンクを下に貼っておくから各自ジャンプして読みにいくように。

 

 

 

いろいろと新鮮味のある作品

引用:Helck ③

 

「Helck」を紹介する記事だったのにいつの間にか七尾ナナキの他作品を勧めていたけど、勿論Helckも面白い。というか僕的には七尾ナナキの作品ではHelckが一番好きだ。数多あるマンガワン作品の中でも歴代TOP3には入るほど好きだ。

 

理由は色々とあるが、その中でも特に強いのが「新鮮味」だろう。当時 Webマンガに慣れていない僕にとっていろいろと新しかった。

 

 

先述したように、勇者が魔王とタッグを組んで人間を絶滅させようと画策してること。昨今では勇者モノ、といえば「定番かよ」と言われるが、当時はそこまで勇者モノは連載されておらず、ましてや敵側に寝返った勇者というのは僕の思いつく範囲ではHelckが初。初めてクラスメートの私服を見たときのような新鮮さだった。

 

 

あと、漫画の魅せ方としても斬新だったと覚えてる。

 

主人公のヴァミリオちゃんとヘルクがひょんなことから別の地方に強制的にワープしてしまう、という場面があった。各自 漫画の世界に入り込む瞬間というのはまちまちだが、僕は多分 あそこだった。せっかくだから紹介しておく。ごめん七尾ナナキと裏サンデー。ダメだったら削除するから一報くれ。

 

 

 

 

 

 

引用:Helck ②

 

 

 

 

普通紙のように、読んでるうちに指の感触で「お、カラーページか?」という予想がまったくできず、いきなり見開きでカラーだったときはマジで驚いた。そして感激した。自分がヴァミリオちゃんの後ろから綺麗な景色を眺めていることもあってか、さも物語のなかに入り込んだような不思議な感覚だった。Webマンガってのは可能性があるなぁ、と思ったのはHelckが初めてだった気がする。

 

 

ここからしばらくヴァミリオちゃんとヘルクの2人旅が続くんだけど、それもまた良くってな。思い出補正もあるのか分からんが、今 記事を書くにあたって読み返してるだけでも自分 涙がチョロっちまいそうになるっスよ。見知らぬ土地にいく高揚感、そこで新たな仲間を得る充実感、そしてそこを離れる切なさ…一見 何気ないパートではあるものの、主人公2人の魅力を知るのに最適な展開だった。

 

 

 

テンポ・キャラの良さ

爆発的に売れた漫画が次第にテンポが悪くなるのはいわば宿命みたいなもんだと思っている。

漫画というのは「もっと部数を稼ぎたい」という編集の意図、「あぁ、思わぬ出費をしてしまった」みたいな作者の私生活が影響してしまいダラダラと連載を続いてしまうこともある。諸君も思い当たるボクシングマンガのひとつふたつあるだろう。

 

 

その点 Helckには何のしがらみもない状態で終始 作者が描きたいことを描けていたように感じる。売れなかったわけではないし、いくつか賞を受賞していたHelckだけど、物語の進んでいくテンポもめちゃくちゃ良く、終始 続きが気になる状態にさせられていた。あんなに更新を待ちわびた作品も珍しい。

 

 

キャラが魅力的、とはよく聞くフレーズだが、今回のHelckに言えばそれ以外に表現のしようがない。主要キャラがカッコよかったり可愛かったりするのは七尾ナナキなので当然である。

引用:Helck ⑤

 

 

それに付け加えてモブキャラ、一度しか出ないようなキャラでも愛着を持てるのがスゴイところだと思う。「こんなヤツいたなぁ…」みたいな妙な人間らしさを感じて面白い。

引用:Helck ②

 

 

 

 

 

ここにくるまで3000字。語りきれない魅力で一杯な『Helck』はファンタジー系の漫画である。ので、語れば語るほど作品の面白さをなくしかねないのでまとめに入るぞ。

 

無意味に高く跳べば飛ぶほど、着地するのが難しくなるのがファンタジー系の漫画である。斬新な設定で始まった作品が徐々に勢いが削がれ『出オチ』という評価に落ち着いてしまう場合もある。

 

しかし、『Helck』に至ってはどこをどう探しても『出オチ』と評価されていない純度の高いファンタジー漫画だったと思う。緊張と緩和ならぬ、シリアスとギャグの絶妙な緩急。戦闘シーンも魔法・肉弾戦 両方とも素晴らしく上手かった。

引用:Helck ⑦

 

 

Helckが人気絶頂の時にモブサイコがコミックスの売り上げが120万部もあったことでアニメ化していたが、時期が違えばHelckがアニメ化されていただろう。そのくらい裏サンデー・マンガワン読者達を魅了していた漫画だったと思う。僕も切望していたし、なんなら連載から3年経った今でも待ってるよ…

 

 

最初のギャグパートも面白いのだが、Helckはギャグ・コメディありきではないことを知ってもらいたい。むしろギャグパートがあるからこそシリアスがこの上なく引き立つのだとね、理解してもらいたい。Helckにおいて、その緩急の差は凄いぞ。ケラケラ笑ってたと思いきや2話もすればスマホの画面が、コミックスの紙面が濡れてるんだからな。

 

まぁ百聞は一見に如かずともいうから例のごとく、ページを乗せておくよ。ごめん七尾ナナキと裏サンデー。ダメだったら削除するから一報くれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

引用:Helck ⑤

 

 

 

正直 結構 Helckの中でも重要なシーンなので引用を迷ったが、大丈夫と見込んで乗せておく。

 

ネタバレとは物語の面白さを損ないかねない唾棄すべきものだけど、コレをきっかけに『んん?ただのギャグ系ファンタジー漫画ではないのか…?』と思い、Helckを読んでくれるのなら紹介した僕としてこれ以上の喜びはない。

 

 

 

☝メチャクチャ良いMADがあったわ。マジでスゴイぞこれ。

あ、あと映像もさることながらコメント欄の熱狂ぶりも凄いぞ。いかにスゴイ漫画だったかわかる。僕の記事でHelckの面白さがイマイチ伝わらなかったらこちらを参考にしてほしい。

 

 

 

Helck。個人的にはWeb漫画の中でも頭一つ二つ飛びぬけた伝説的漫画だと思う。是非 2巻くらいまで読んで、ドハマりしてもらいたい。なんだったら僕の配布用の1・2巻はプレゼントするから。下にもリンクを貼っておくので是非。

 

 

 

スポンサーリンク
おすすめの記事