この前の続きです。
この前↑
要約すると、Tinderで知り合ったハイパーアクティブな韓国人女性とマッチして1時間もしないうちに会うことになりました。
懸念:
一回目のデートで割り勘はOKか否か
まず 皆さまに申し上げたいのは、実際に会うにあたって懸念がひとつ、あったんです。
それはズバリ
奢るべきか、奢らぬべきか
ということ。
「なんだこのASSの穴の小さい野郎は。叩き斬ってやるから そこになおれボケが」という感想をいだく女性もいることだろうと思います。まぁ待ってオレの話を聞いてくれ。殺すのはそれからだ
そりゃ私だって奢れるほどの収入があるならば、、、、いや収入があっても奢らないっぽいな。。ともかく、特に親しくない友達の誕生日にそこそこ高価なプレゼントを購入するくらいには気前の良い一面も持っているわけですよ私。ただ、そんなところもある一方 私生活では3食パスタを食べるような無駄に倹約家な一面もあるわけなんですよ。コレが2月の家計簿なんだけど、なかなか食費 1万円を切るのって難しいんだよオーストラリアとかニュージーランドで。
そんなワケで貧乏性の私にとっては女性、それもこれから付き合うことはおろか、友達としてやっていくかも定かではない女性と会って すぐに夕食を奢る、ということには限りなく大きな抵抗感のようなものがあったんです。あ、やっぱり文字に起こすとやっぱケツのホール小さい気がしてきたわオレ
まぁでも、わかるだろ?別に無理強いされているわけでもないんだけど、日々 節制をして生活していたのにニュージーランドのクッソ高い外食を奢るということに対して、オレがそれまでのオレに申し訳なくなるような感覚。伝われ
ちなみにネットの浅知恵だけど、韓国ではデートでは男性が奢る、という文化があるらしい。厄介すぎる。今まで女性に奢った記憶がねーよ。あ、一回オーストラリアのガソリンスタンドで1ドルのやっすいジュースを奢ったのが直近の記憶だ。1ドルて。オレ。。
どうしようと、真剣に考えてたわけです。
迫りくる時間。。。
解決(?)
で、これはもう仕方ないと思って私が編み出した解決策は、、
本人に聞いてみよう!
ということでした。意味が分からないですよね。オレもなんでそんな考えに至ってのか分かりませんが、とりあえず もう時間がないから彼女に聞いてみよう、というスチューピッドな結論に至ったわけでした。
しかし、率直に「奢ってもらいたい?ねぇ?」と聞くのは流石に、、、とアホなりに気が付いたので、韓国にはそのような文化があると聞いたのだけれども本当なのか、というような感じで社交的に 自分の矮小さが匂い立たないよう工夫して聞こう考えました。
私は話したい話に必要な英単語は前もって調べて手にメモって行くことが多いです。そういうわけで 韓国語で「割り勘」ってなんていうのかを調べ上げ、
というようにわざわざ手にデカデカとメモってデートに向かうのでした。
女性の皆さん。初デートの男性の手にそこそこの大きさで「割り勘」と書かれた男がやってきたらどうでしょうか。オレならサヨナラだよそんな男。どういうつもりだ馬鹿野郎、と。
そういうことだよ あのときのオレ。
それは2万歩 譲ってもねーよ。
そして、対面
そして約束の時間になり、図書館に到着した左手の甲に「割り勘」と韓国語でクソデカく書かれた とんでもなくアホの男が一匹。
周りを見渡すと、、、ホームレスがたむろっている中に一人の女性。思っていたより背が高く、Tinderの写真よりも遥かに声をかけづらい雰囲気を醸し出す女性がいました。
一応 メッセージを送ってみると、すぐにその女性が携帯をチェックして、文字をタイピングしている様子。「Hello,,!」と声をかけ、出来る限りのさわやかスマイルを試みるものの緊張しすぎて思うように頬の筋肉が活躍せずに 果てしなくぎこちない笑顔とも呼べない表情を相手にお見舞いしてしまいました。
で、実際に対面してみると、ストライクゾーンやや高めといった感じの外見。審判によってはアウトだけど、この日のオレの球審はギリ入っているという判定。話してみると よく笑う子だということすぐに分かったので 安心しました。
そして、コリアンレストラン
で、ニュージーランドには何しに来たの?とか どのくらいこっちに住むつもりなの?
とかいう書くに堪えない しょうもない会話をしながら適当にシティのLorne Stを歩いていていると ナイスな韓国料理レストランがあったので そこに入ることに。
本当はプルコギが食べたかったんだけど、なぜかチーズハンバーグ的な料理を頼むことに。マジで何でそうなったのか思い出せないんだけど、まぁそれほどまでに緊張していたのでしょう。
どうでもいいことですが、私は対面で座ることが苦手です。なんかの本で読んだことがありますけど、対面って結構 圧迫感を与える位置らしいです。本の通り、相手の顔が 相手からも私の顔が隅々まで見られてしまう対面座席が苦手なんですけど、そのような席しかないので仕方なく座ってました。
それからはナントカ必死に会話を理解しようと必死になっていました。もちろん何を話したのかはすべて忘れていますが(緊張しすぎて)、とりとめのない会話だったと思います。彼女の方がロンドンやオーストラリアなどにワーホリで行ったこともあり、言い回しや語彙などが豊富でウィットとユーモアに富んだ話で会話が思っていたより盛り上がってました。オレが女なら その頼もしさに惚れていたことでしょう。
割り勘、、?
そして、ついに食事も終盤。
彼女は明日からシェアハウス(フラット)や仕事を探さなくてはいけないとのことでした。時刻は9時を回っていました。さぁ、唯一の懸念、「奢るか、奢るまいか」を解決させなければいけませんでした。流石にレジの前で「韓国では割り勘という文化があると聞いたのだが?」なんて聞いたらそこで試合終了だろう、ということには辛うじて気付きましたので、思い切って
「そういえばさ、韓国では上司とかと飲みに行ったりすると、全部 上司が支払うとか当たり前とか聞いたんだよね。デート代も彼氏が持つとか聞いたんだけど 本当?あっ、日本では『割り勘』っていうんだけど、韓国では「뿜빠이(プムッパイ)」とか言うらしいね(左手の甲を見せながら)」
と聞いてみたんです。正直 今 自分で書いていて引きましたよ。。何 言い出してんの、、オレ、、 文章を書いていて一旦 顔を伏せるほど恥ずかしくなったのは初めてだわ。マジで恥ずかしいよ、、ごめんな日本人の男性諸君。明日 道で会ったら「ブログを見た」で一発 ケツ蹴っていいからね。ホント すまん
で、彼女の返答はというと、、、、、、
あ~~~あるらしいね。ただ私は そういうの嫌いだからねぇ。たしかに割り勘っていう文化は それほど一般的ではないし 今でも全部 年上とか上司の奢りとかはあるけど、昔に比べたら少なくなってきたらしいよ。
というようなものでした。怒らせないで本当に良かった、と今 考えている自分が嫌いです。ごめんな 日本人の男性諸君。明日 「ブログを見た」で一発 みぞおちも殴ってくれていいからね。ホント 申し訳ねーよ
その後
会計の際、彼女の方から「支払いは別々で」と申し出てくれ、無事 (?)に会計を済ませ、店を後にしました。その後は最寄りの喫茶店でコーヒー(正確にはホットチョコレート)を購入して、しばらく雑談をしてました。
そして彼女が「そろそろ帰らないと」ということだったので、彼女の住んでいたバックパッカー宿まで送り届けることにしました。幸い 会話が途切れることはなく 最後まで談笑してました。
そして最後、バックパッカー宿に着くと彼女が両手を広げてこちらに近づいてきたので「な、何だ、、?!」と思っていると
「Give me a hug(ハグしよう)!」
ということでした。アジア人同士でハグしたことはあまりないので 正直 驚きしかありませんでした。多分 めちゃくちゃぎこちないハグだったと思います。彼女からも「ちょっとヘンだね」という感じでクスクスと笑われてしまいました。離れ際 いい香りがしました。
まとめ・感想
いや、もうここまで律儀に見てくれた人と同じ感想だよ。
なんてオレは童貞でバカなのか、と。いやバカだから童貞なのか?
もうほんっとうに穴があったら、というか穴がなくても1キロくらい掘って埋葬されたい気分だけど、明日 朝7時から仕事だから死ねない。仕事がなかったら死ぬよ。
多分 最後のハグには特別な意味合いはないんだと思うけど、一瞬でも気持ちがトゥンク....! ってなって、何とも言えない感じだった。帰り道もなんか酒に酔ったかのようなフワフワした気分だった。なんてハッピーな童貞の帰り道だったんだろう。
ということで、『【NZ ワーホリ】Tinderで知り合った韓国人と出会ってきた』シリーズはこれにて終了です。私に残されたニュージーランドでの時間は約330日ほど。今回の韓国人の彼女との関係がこれからも続くのかは分からないけど、また何か素敵な出会いがあれば幸だし、これからもそういうのを追っていく所存です。
なんか珍しく 綺麗に記事がまとまった気がするわ。多分、椎名林檎の「
それじゃあね。
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