前巻では徐々に離れていくミワと冴子の様子が絶妙に描写され、筆者を含み多くの読者が喪失感を味わされた『付き合ってあげてもいいかな』。恋愛の末期状態が緻密に描かれ、6巻の序盤は筆者も『購読をやめよっかな…』と思うくらいにはドン詰まり鬱々パートが続いた。あそこはもう読みたくないっすね…
で、今回の7巻。前巻とは一転して
- 付き合って間もないとき
- 付き合う前
の高揚感がグッと引き立てられて仕上がりになっていた。ドキドキ感が半端なかった。知り合いの女性にも勧めてみたところ、
という感想をいただけるほど素敵な塩梅だった。『井家君が読んでるのはちょっとウケるけど』と言われたが、性的マイノリティじゃなくっても読める『付き合ってあげてもいいかな』。今回は今月9日に発売された7巻について、まとめてみる。
あ、ネタバレを含む、とあるけど、そこまで詳細なネタバレをするつもりはないので注意。
一言一句 説明しているネタバレサイトもあるが、それは僕の基準ではネタバレというレベルではないのでな。漫画村とさして変わらん。そういったものをご所望の方には申し訳ないがご期待には添えかねるぞ。『付き合ってあげてもいいかな zip』みたいな検索してるヤツの要望に付き合ってたら漫画業界が廃れるからして。
それでも違法でもなんでもいいから無料で読みたいヤツには素晴らしいリンクがあるので、下から飛んでみてね。有名漫画家たちの漫画が無料で読めるぞ。無料で、好きでしょ無料。
こんバッカチンが!♰
そういうわけで作品の面白さを抜くようなネタバレはしていないつもりだけど、チラリ画付きで紹介するので苦手な人はここらでブラウザバック頼みます。
付き合ってあげてもいいかな 7巻
ネタ・画バレ含む 感想と考察
前巻(6巻)の超アバウトネタバレ記事☟
それでは『付き合ってあげてもいいかな』の7巻に収録されている各話 大まかなあらすじについてまとめていくよ。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
55話:難儀な性格
環ちゃんを放っておけず、家に招き入れたミワ。ここでガトーショコラとられちゃうのミワっぽい。
6巻で
こう言っていただけあって、親切な先輩としてお話を聞いてあげているのが良かった。
思わぬところで地雷を踏んでしまったようで、感情的になってしまった環ちゃん。オロオロしつつも否定せずに最後までお話を聞いてあげていた。
そんなこんなで、一気にグッと距離が縮まったような2人。自分に関係ない人には興味を持たないような環ちゃんだったが、ミワの過去などに興味をひかれているようだった。
過去話もそうだけど、『元カノ』と言えずに『元彼』っていうのつらい。
で、、、
すっかりミワに懐いたような環ちゃん。
らんらんした可愛い表情にグッときている様子のミワだった。まぁ向き合ってみないと分からないことだとか、ノンケだから魅力的なところとかあるよね。
56話:一蓮托生
アプリで知り合った人と出会うことになったミワ、を尾行している2人。
安全確認以外の目的はないらしい。が、わざわざ店にまで入って見守る冴子の徹底・過保護っぷり。
これにみっくん
と質問。まぁね、誰でも気になるよねそんなもん。
………
とまぁ、複雑な心境を語る冴子が印象的だった。ビーフシチューの白黒の混ざり具合が比喩表現になってるのかな?
で、しばらくすると
ミワからメッセージ。
幸いにもアプリで出会った人は良い人で、順調に会話できてるとのことだった。
ふと目をやる冴子が見たミワの表情は……
57話:上手な距離の縮め方
仲睦まじい様子の2人。
優梨愛がなかなか応じてくれない、とのことで若干 不安に感じていた冴子。キスを拒まないし、なにより現在 冴子の部屋。『もしかして、このまま…いける…?』と思ったので
優梨愛を押し倒すものの、
結局『やっぱり一線引かれてる…?』と思い悩む冴子だった。
が!!!
今までとは違う冴子であり、、、
という57話だった。
破局寸前の冴子・ミワのときは女性作家が描くということもあって妙な生々しさ、重さがあって読むのが辛く、最近は惰性で読んでいたところがあった。が、ここにきてまた面白くなってきた。
倦怠期じゃなく、付き合って間もない頃の安心感のあるドキドキ、っつーかなんというかね。良かった。
58話:それぞれの秘め事
タイトルの通り、
お互いの近況についてつつき合う冴子とミワ。
お互い、恋愛感情はないにしても何か引っかかることがあるのかオープンに話し合えている感じではなかった。
微妙な雰囲気。マイノリティー同士、お互いの恋愛状況について興味はあるのでそれとな~く質問するが両者とも何故か素直に話せない様子。
そんなミワだったが、後輩の環ちゃんには口籠りながらも相談できているようだった。
そしてついうっかり…
……
59話:鬼の居ぬ間の物語
久しぶりの鶴田くん回。
入学から1年が経って、やや髪形が変わって格好良くなった鶴田君だが、いまだに彼女はいない模様。しかし、ひょんなことから慕ってくれる後輩女子はできたようだった。
向こうは完璧、好意があるものの女心に疎い鶴田君。すると・・・
と、元好きだった(一目惚れ)相手のミワから聞かれてしまってタジタジ。
そんなこんなで、
ミワに現状を相談する鶴田君。ここらへんはモテない男として非常によく分かる描写が続いた。あまりにも経験ないと期待より不安が勝つよな。分かる、分かるぞ。。
するとミワ。
・・・
鶴田君が第三者だからか、思いの内をスラスラ語っていくと・・・