こんにちは。
藤原紀香並みの強靭なメンタル、そしてクマムシ並みのタフさを兼ねそろえた孤高の男 井家と申します。ウェリントンに来てからほぼすべての期間、バックパッカー宿に滞在しています。我ながら凄いなぁって思っています。
今日はワタクシ、バックパッカー宿の同部屋に住んでいるドイツ人がなぜか持っていたPSPのモンハン2nd Gを日が暮れるまで一緒にやっていました。中学校では各節目のテスト勉強を蔑ろにしてまで、そして土日の部活を仮病で休んでまで老山龍の天鱗を求めていたオレの実力を見せてやろうと思い、見事にG級ヤマツカミで3タテされて無事 クエスト失敗しました。吸い込まれたときに『粉塵たのむ粉塵!』という日本語が咄嗟に出て、ドイツ人めっちゃ驚いてました。ちなみにドドブランゴに辛勝レベル(2死)でした。G級ってあんなに強かったっけか??
バックパッカー宿には色々な面白い人が滞在しています。
オークランドに住んでいた時に、バックパッカー宿に1年間以上住んでいるという日本人の噂を聞き、人とのコミュニケーションがそこまで得意ではない陰キャな私としては、
『マジかよ。。ありえないだろ。。どっかおかしいだろ。。。。』
という感想以外はあまり抱かなかったんですけど、自分自身 2か月間バックパッカー宿に宿泊して気付いたことがいくつかあります。良いところとしては表題にもあるように、圧倒的出会いの多さ 一泊当たりの安さなど、悪いところとしては不特定多数の人が住んでいるので汚いところ、自分以外の人(それも数人)が自分の部屋やキッチンにいて落ち着かないところなどがあります。
それ以外、これまでに色々とバックパッカー宿に宿泊することのメリット・デメリットを発見してきたので今回はそちらについて紹介していきます。
もくじ
バックパッカー宿に宿泊するということ
それではバックパッカー宿に住むことのメリット・デメリットについてまとめていきます。
順番をどうするか迷いましたが、まずは心躍るようなメリット、そして最後に一旦 立ち止まって考えられるようにデメリットを書いていきます。
バックパッカー宿に宿泊するメリット
一泊の宿泊費が安い
シェアハウスに住むよりも一泊当たりの宿泊費が安い場合が多いです。
勿論 シェアハウスでも安いところはあるのですが、総じてバックパッカー宿に宿泊したほうが安い場合が多いです。シティの中心地という絶好のロケーションを考えれば 本当に安く宿泊できます。
出会いの数が圧倒的に多い
出会いの数は圧倒的に多いです。
ワーキングホリデーやら留学をしている人の方で職場・学校の往復だけの単調な生活に陥ってしまって全く知り合い・友人が増えないようなとてつもなくつまらない日々の螺旋に巻き込まれてしまう人が結構いるようですが(私も過去そうでした)、バックパッカー宿に宿泊していればそういう状況にはなりえません。
というのも、ほぼ毎日 出会いと別れの連続だからです。もちろん別れる人の方が多いですが、ちょくちょく飲みに行くような仲になったり、悩みを相談することのできるような人になることも少なくありません。現在 私が一番 仲が良いと思うのはバックパッカー宿で出会ったドイツ人の男です。キッチンに行くとそいつが生肉を食べていたので声をかけて知り合いました。
私も人付合いは得意な方ではないですし、一時は孤独でいることに酔っていたような救いようのないバカだったときがありますが、知り合いや気の許せる相手が身近にいないことの退屈さ、ストレスは半端なかったです。
一応 陰の中の陰属性の私のバックパッカー宿での知り合い・友達の作り方は『とにかく自分から積極的に話しかけること』です。恥ずかしい、とか英語力が、、と躊躇う気持ちも十分 分かりますが、積極的に話しかけていくとあっという間に知り合いが知り合いを呼び、友達が超増えていきます。
自分じゃ絶対買わないような調味料や食材を試せる
バックパッカー宿のキッチンなどには『Help Your Selfゾーン』といって前に住んでいた住民が忘れていった食品などを滞在客にふるまう、いわば『ご自由にお持ち帰りください』ゾーンがあるのですが、ここではいろいろな食料が手に入ったりします。
意外にこれが便利で食材のほかにも出納やらタッパー、シェイカーなんかも手に入ります。この前は前の人が忘れていったであろう卵を1パック無料で手に入れられました。
ボンド(前金的なもの)がない
よく返す返さない問題に発展しやすいボンド(何もなければ返してもらえる担保金のようなお金のこと)と支払う必要がありません。そのため、外国に来て間もないボンドのお金もないような学生さんや貧乏ワーホリメーカーなどでも簡単に宿泊することができます。
ミニマムステイ(最低限の滞在日数)がない
これが私的には一番ありがたいんですけど、シェアハウスによっては『最低 このくらいの期間は入居していてください』というミニマムステイというものがあります。
シェアハウスによってまちまちで3か月のところもあれば6か月のところもあったりします。ワーキングホリデーは基本 1年間です。そのうちの6か月って、、、、と私は考えてしまうんですよ。それに、
や
と思ってもミニマムステイに縛られている方を何人か見てきました。
まぁ別に必ずその期間住まなきゃいけないってワケではないんですけど、ミニマムステイを破ってシェアハウスを出るとなると、ボンドが返ってこない場合が多いです。そして、そういうシェアハウスに限ってボンドが3週間分とか1か月分などと高い場合が多かったです。
その点、バックパッカー宿はそういった面倒なミニマムステイがないので、急に滞在中の街に飽きて他の都市に行きたくなったら数日中に行けます。これが私としては非常に魅力的でした。
慣れれば快適
さてメリットはこれで最後で 以降はバックパッカー宿に住むデメリットを列挙してきますが、最後のメリットとしては『慣れれば快適』というものがあると思います。
数週間も住んでいれば必然的に顔なじみが出来て、よく話すようになったりします。帰ってきたときに『よぉ!今日はどうだった?』と聞いてくれる人のいる嬉しさと安堵感。あなたがカップルで海外にきたのならそこまで重要じゃないんですけど、異国に一人で来た人にとってはとても大事だと思うんです。
バックパッカー宿によって様々などで一概には言えませんが、キッチンにはいろいろと必要なものが用意されていたりいて、意外にも快適に料理が出来てきます。最初の方は人がいて『なんだか落ち着かないなぁ』と思っていた私ですが、最近 慣れてきました。
バックパッカー宿に宿泊するデメリット
落ち着かない
落ち着きません。
私はどちらかと言えば陰キャ、いやどちらかと言わなくてもまごうことなき真性陰キャなどですが、顔見知りが増えるにつれて声をかけられることが格段に増えました。
最近 私が一番『なんだかなぁ』と思うのが、キッチンで料理をしている際に声をかけられた場合、食事をその人と一緒に取らなければいけないというところです。なんというか、食事をひとりで取りたいときってあるじゃないですか。かといって『ちょっと今は一人で食べたいから他の席で食べてくれ』なんてことも言えるはずもなく、会話をしている間に料理は冷め、、、みたいなことが少なくありません。
そのほかにも部屋に他人がいるということは慣れないとなかなか辛いと思います。
カップルが部屋にいると地獄の場合が多い
これが今現在 私の抱えている一番の不愉快ポイントです。
中にはちゃんと節操のある良カップルもいるのですが、中には意味分からんくらいイチャイチャしだすカップルもいます。私の部屋が今はソレで、フランス人の中年男性と恐竜の子供みたいな体系をした韓国人の女が同じベッドで寝ており、ギシギシと非常に不愉快な音を部屋に鳴り響かせてイチャイチャしています。
流石に行為こそしていないようですが、日本人男性としては他のカップルに目の前でイチャイチャされることに耐性が全くないので不快度指数が非常に高いです。一番キツイのは夜、部屋の電気を消した後によく始まるペッティング音(キスの音)で、ムッチュムチュ、ペチャペチャとされると部屋を出て行きたくなります。というかそれが原因で今朝、部屋を変えました。
そのような場合は部屋を変えることができますので、躊躇わずに受付の人に相談してみましょう。私の経験上 安宿でそのようなカップルに出会うことが多かったです。
(追記:恐れていたことが起きてしまいました!)
同居人のイビキによっても悩まされることがあります(これがオレ的にはカップルのイチャイチャの万倍イラつきます)。下記事参照。
耳栓を持っていきましょう。マジで役に立ちます。必需品と言っても過言ではないです。
汚い場合が多い
不特定多数の人が宿泊するバックパッカー宿ですので、日本人としては色々と汚く感じることが多いです。
バックパッカー宿に住んでから、トイレの便器に座るときは便座をよ~~く確認するクセがつきました。金曜日の夜に行くと、大抵の場合は尿が飛散しているので注意です。
ベッドの寝心地があまりよくない
基本的にはバックパッカー宿は安宿ですので、ベッドの質は良くない場合が多いです。
中にはフッカフカなベッドもありますが、私の経験上 大抵の場合はベッドが薄かったり、背中にワイヤーを感じたりと 満足には程遠いクオリティのベッドが多かったです。
盗難に遭うケースもある
これは最悪のケースですが、私の知人でも数人 バックパッカー宿に宿泊して盗難に遭ったという人がいました。
食材などの管理を疎かにすると他の人に使われてしまったりするので、バックに入れたりしてしっかりと管理をしましょう。
食材などでしたらまぁ安いものですが、私の知人で最近 財布を盗まれた韓国人の子がいました。その子によると『ニュージーランドだから安心だと思った』とのことでしたが、色々な国の人が宿泊するのがバックパッカー宿です。
ことさら日本は世界中のどの国も認めるくらいの安全な国です。最初の方は当惑すると思いますが、安全管理にやりすぎということはありません。用心しましょう。
南京錠を持っていない方はいらっしゃらないとは思いますが、万が一 持っていない人は下記の記事にで南京錠の選び方とおススメをいくつか紹介していますので、是非 参考にしてください。
友達・良い感じの異性を部屋に連れ込めない
哀しきかな、オレにとってはそこまでデメリットに感じませんが、知り合いのナンパ師(中国人)いわく
『このあと部屋で飲みなおさない?』
に勝る、お持ち帰りフレーズはないそうです。まぁオレはまったく分かりませんが、、
しかし、バックパッカー宿に泊まってる場合は基本的に そのフレーズは使えません。使えるくらいの時間帯には同居人が寝ていたりします、
オレとしても 部屋でホッと落ち着いてるときに 同居人に異性でも連れて来られて酒飲みだしたときには いくらなんでも注意します。前にそういうドイツ人がいて、同居人から大ヒンシュクを買っていました。気を付けましょう。
まとめ
というようにバックパッカー宿に宿泊することには色々なメリット・デメリットがありますが、先述した通り、私はすでにバックパッカー宿に2か月ほど 滞在しています。住む前は全くもって考えられないことでしたが、最近になってバックパッカー宿に宿泊するもの良いものだなぁ、と思ってこの記事を書きました。
なんといっても『圧倒的 出会いの多さ』っていうのは他のデメリットを帳消しにするくらい私にとっては魅力的なものでした。私としては素晴らしい景色の場所に行くことと、面白い人と出会うコトは同じくらい幸せなことなのです。
人によって得意・不得意あると思いますが 少しでも誰かの参考になれば幸いです。