こんにちは。

 

極めて貧乏な身ではありますが、時間だけは豊満にあり余していることもあり、ウェリントンの安めなバックパッカー宿を転々として生きています。そんなことをして少しでも寄付的なお金が入ってくれば張り合いもあるってモンなんですけども、当然 そんなスポンサーがいるわけでもなく、ほぼ純粋に『日本人のみんなが住み心地の悪いバックパッカー宿にに泊まったら可哀そうだから、、、』というような温かい気持ちで執筆しています。井家と申します。

 

さて、そんな慈悲深いヤングメンな私が今回、みなさんに紹介するのはウェリントンの宿泊施設の中でも随一の安さを誇る『Lodge in the city』というバックパッカー宿についてです。

 

おそらく、ウェリントンで安く宿泊しようとする方はバックパッカー宿に行き着くと思います。そんなバックパッカー宿の中でも格安なところが『Lodge in the city』なのです。

レビューを見た方もいらっしゃるでしょう。すごい数の低評価です。メタメタに低評価です。しかし、百聞は一見に如かず。この前に紹介した良さげなバックパッカー宿『The Setup on Dixon』をアルゼンチン人が「あそこあんまり好きじゃない」と言っていたように、国によって好みが分かれるのです。

 

前置きが長くなりましたが、それでは純粋な日本人の私が『Lodge in the city』に宿泊してきたので、そちらについて皆様に紹介させていただきます。

 

『Lodge in the city』とは

Lodge in the Cityは手頃な価格のお部屋、広い共用キッチン、便利なサイバーカフェ(Skype付)、ゲームルーム、ランドリー設備を提供しています。

Lodge in the City Wellingtonは便利な立地で、テ・パパ国立博物館から徒歩10分、シビック・スクエアから徒歩13分、ウェリントン空港から車で15分です。駐車場利用はリクエスト制で、空き状況により利用できます。

シンプルな内装のお部屋は暖房完備で、バスルームは共用です。

ツアーデスクでは観光ツアーを手配できます。館内ではビリヤードを楽しめ、ラウンジ&ダイニングエリア(衛星テレビ付)、バーベキュー設備を併設しています。

 

引用:Booking.com

 

ということで、たしかに立地的にはシティの中心ということもあって飲み屋街に近く、パリピな人にとっては色々と便利だと思います。

が!、そうでもない人にとってはおよそメリットの欠片すらないところでしょう。これまで何度も言ってきましたが、シティの中心付近に住むということは、その分 騒音の被害も甚大になってくるのです。ここ『Lodge in the city』も例外ではなく、酔いどれて極めて楽観的なひとの意味のない叫びや『Put your hands up!!』という警察官の怒号なんかも聞こえてきます。金曜の夜なんかは地獄で、4時ぐらいまで一定間隔で叫ぶようなクレイジーな人の声が部屋の窓から聞こえてくるので、寝たいのなら耳栓が必須になってきます。

おっと、いきなり悪いところを書きすぎました。

それでは、このバックパッカー宿の良いところ、悪いところについてまとめていきます。

 

『Lodge in the city』の良いところ

 

激安

 

Lodge in the city price

半端なく安いです。間違いなくウェリントンで一番安いと思います。一泊あたり15ドル。一週間(7日)宿泊しても105ドル。週一で洗濯機と乾燥機を使ったとしても109ドル(洗濯機と乾燥機はそれぞれ2ドルでした)。ウェリントンのシティに住むにしては破格な安さです。秋葉原の満喫でも一晩過ごそうとしたら もうちょっとするからね。

 

このバックパッカー宿の良さの筆頭に上がるのは、無論 この安さでしょう。

 

 

 

 

以上!良いところ終わり!

 

『Lodge in the city』の悪いところ

 

それでは悪いところについて書いていきます。

 

とはいっても、悪いところについて思いつく限りに書いてしまうと余裕で1万字を超えてしまうので、個人的に耐えられないほどイヤだったことについて3つに絞って書いていきます。

 

悪いところ①:うるさい

 

とてつもなくうるさいです。

 

というのも、先述したとおりウェリントンでも最安値なバックパッカー宿ということもあり、客層が非常に悪いと思われます。人の迷惑について考えない人なのか文化の違いなのかは定かではありませんが、夜遅くまでコモンエリア(共有スペース)どんちゃん騒いでいたりする人が多かったです。ほかのバックパッカー宿ではありえないような光景です。

 

加えて、このバックパッカー宿はお酒を飲むことが許可されていることもあって、連日連夜、平日だろうがお構いなしにコモンエリア、キッチンでは騒がしく酒を飲んでいる人で溢れかえっていました。キッチンの横がコモンエリアといって 滞在者がくつろげる場所なんですけれども、酒飲みたちに占領されており、ゆっくりとパソコンで作業をしたり本を読んだりすることができませんでした。ということなので、仕方なくこの記事は消灯されてしまって真っ暗な部屋のベッドの上で書いております。

 

0時になるとキッチンがクローズになるらしいのですが、それまでは本当にやかましいです。私の滞在した部屋(12人部屋のルーム3)は不運にも、そんなキッチンの横だったので、ズンズンと重低音の鳴り響く音楽や、知らない人達のデカい笑い声などが常に聞こえてるので不愉快でした。

 

悪いところ②:滞在者が多すぎて、飯時にキッチンが使えない

安い、というだけでありえないほど多くの人が宿泊しています。

 

写真のように、キッチンのところにあるロッカーが埋まっていて使えないのはまだ良いんですけど、昼間や夕方のご飯時にはみんな一斉にキッチンを使い始めるので、パスタを作るための鍋一つすら置く場所がないくらいには料理をする場所がまったくありませんでした。というかキッチン内に人がごった返して入る場所すらなかったです。

 

そんな宿ですので冷蔵庫のスペースも勿論なくって困り果てました。しかたないので冷蔵保存の必要なチーズやチキンなどを冷蔵庫に入れておいたのですが、翌日ごっそりと中身が減っていて笑いました。

 

悪いところ③:不衛生

 

人のことを考えない人が多いらしく、ありとあらゆるところが汚くて不衛生です。食器も綺麗に洗われていないことが多く、今朝使おうとしたスプーンには前の人が使ったであろうピーナッツバターのようなものが付着していました。汚ねぇ、、

 

思いのほか シャワーはしっかりと温水が出たり、勢いをコントロールできたりしたのですけれども やはり汚い。。足元の髪の毛が気になる、、、しかも、ワンフロアにバスルームが2つしかなく(男女共用)、シャワーを争って、前から人が歩いてきたのに気づいて小走りになる人なんかもいました。おばさんだかおじさんだか分からない老人に後ろから抜かされてシャワーに入りそびれたときは何だか虚しくて早くこのバックパッカー宿 出たいな、、、と切実に思いました。

 

部屋には長く住んでいるというドイツ人の青年がいたんですけれども、たまりにたまった洗濯物から異臭がしていて寝苦しかったです。あと、換気のためなのでしょうが、一日中 部屋の窓は開けっぱなしなので 冬のこの時期は寒すぎました。

 

『Lodge in the city』の総括

ようやく静まり返ったコモンエリア&キッチン。現在 午前2時。。ちなみにキッチンは朝の6時になるまでは使えません。。

 

 

独断と偏見と少しばかりの親切心から、この 『Lodge in the city』について評価をすると、

清潔度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
受付の対応 ★★★★★★★★☆☆
シャワー、トイレ ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
Wi-Fi ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
立地 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
安さ ★★★★★★★★★★

 

こんな感じになりましょうかね。甘めにつけても清潔度は☆0個ですよあんなん。ワーストで汚かったわ。どくろマーク(💀)にしようか迷いましたが、慈悲で☆ゼロ個にしました。

 

Wi-Fiについても、無料ではあるものの 一日(24時間)の制限が50MBしかないのも微妙なところでした。まぁ、そんなに使いませんでしたが、もし私の風が長引いていて 一日をベッドの上で過ごすしかなかった場合は、半日ほどで制限一杯 使ってしまったかもしれません。ほかのバックパッカー宿が1GBもしくは制限なしというところでしたので、50MBにはいささか不満がありました。

 

立地についても冒頭に書きましたが、私が宿泊した12人部屋の部屋(ルームナンバーは3)の場合、道路で叫んだり騒いでいる人達の声が窓からダイレクトに聞こえてくることもあって、落ち着きませんでした。

 

あと、長く住んでいると思われる老人の就寝時間が早いこともあり、9時には消灯されてしまうことも多々あり、なおかつコモンルーム(共有スペース)は酒飲み達によって占領されているので、心安らぐ場所が暗くなった部屋のベッドの上だけということは正直 ストレスしか感じられませんでした。

 

安さだけ、稼ぐことだけを目的にしている人にとっては良いかもしれませんが、個人的にはまったくおススメできないバックパッカー宿です。思い返す範囲でここまで人におススメできないモノコトって久しぶりです。私にとってはワーストなバックパッカー宿でした。こんなところに泊まるのなら、もう3ドルくらい出して、Wild Zebra Backpackersとかに泊まったほうがはるかに良いと思います。

 

 

それでは、、心が擦り減ったのでもう寝ます。。。

⇒「Lodge in the City」の詳細と空室確認をする(Booking.com)

 

 

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