仕事を辞めてからというもの、とくに予定のない日は図書館で過ごしておりました。
オーストラリアの冬とはいえども未だ太陽の光は容赦がなく、仕事場までのの道中 狂ったサンシャインが私の顔を照らし続け、もしかしたら顔が溶けているんじゃないかと思いましたが何とか大丈夫でした。
カブルチャーでの仕事を完遂するまでの3か月間、カブルチャーに住んでいた時はその充実した設備と労働者を考慮した営業時間から大変お世話になったカブルチャーの図書館についてまとめていきます。
場所とアクセス
住所は4 Hasking St Caboolture QLD 4510です。
館内には託児所やHubなどががありました。
ちなみに私の独断と偏見ではこのカブルチャー図書館の面する大通り、King StのCaboolture Squareがカブルチャーの中でも人で賑わう通りだと思います。ちなみにLower King Stっていう通りが近傍では最もスピード違反で切符を切られるところらしい(知人数人が超過速度10キロ未満で罰金を取られてました)ので付近を運転する方は気を付けてくださいね。
最寄り駅はCaboolture Station(カブルチャー駅)
最寄りバス停はCaboolture Central(カブルチャーセントラル)
となっておりますが、カブルチャー駅から徒歩6分ほどなのでわざわざバスは使わなくても良いかと思われます。
図書館裏に駐車スペースがあるので車でのアクセスもしやすいです。
向かいのCaboolture Square内にK-MartやColes、そのほかにもレストランやカフェが数店舗あったので時間がある方は訪れてみても良いと思いますが、おそらく皆さんの期待よりも格段に規模が小さいので過度な期待はしないでおきましょう。
Cabooltureは田舎、ド田舎なのです。
営業時間
ご覧の通り営業時間は
月曜日 午前9時~午後5時
火曜日 午前9時~午後8時
水曜日 午前9時~午後5時
木曜日 午前9時~午後8時
金曜日 午前9時~午後5時
土曜日 午前9時~午後5時
となっています。無論オーストラリアなので祭日は休みです。
お勧めな時間帯は火曜、木曜日の午後6時以降で、利用者が急激に少なくなりますので館内が非常に静かになって読書がすこぶる捗ります。所感ではこのカブルチャー図書館、これまでに訪れたオーストラリアの図書館でも屈指の綺麗さと設備の充実性をほこる図書館なので是非、そのような営業時間終盤に行って 静寂の中で読書してみてください。おススメです。
図書カードの作り方
一般的なオーストラリアの図書館と同様に身分証明書、自分の現住所が分かる公的書簡が必要ですので持参しましょう。
図書カード取得には少し手間取って15分ほどかかりました。私は今回は公的書簡としてREGO更新のときにオーストラリア政府から送付されてきた手紙を持っていったのですが、受付の人同士で「これは大丈夫なの?」「え、知らないけど多分 大丈夫でしょ…」みたいな感じで少し当惑しているようでした。
ちなみに一度に借りられる本の量は20冊が限度となっているようでした。
特質すべき点はその借用期間で、ゴールドコーストのサウスポート図書館などが2週間だったのに対し、このカブルチャー図書館は3週間も借りることができました。個人的には長すぎるくらいでした。児童向けの魚図鑑を見たかったのですが、とうとうカブルチャーを離れるまで、その本を読むことはできませんでした。かなしみ
無料英会話サークルについて
カブルチャーといえばファームの町、というのが大抵のアジア人のワーホリメーカーのイメージですが、このカブルチャー図書館の英会話サークルは非常にしっかりとしたものでした。
This group will help you, and is led by a local tutor. Each session will include fun activities to:
- learn about Australian sayings, jokes and phrases;
- engage in conversation on a variety of relevant and interesting topics;
- improve pronunciation and sentence structure;
- practice everyday situations through role play
上記に引用した文にあるように、オーストラリアのスラングや言い回し、発音の矯正などがしっかりと勉強できました。発音の矯正は私が受けた今までの無料英会話サークルの中でも屈指の有益度でした。
無料英会話サークルの開催時間は毎週 木曜日の午前9時から12時までです。1タームしかありませんが、先述したように非常に有益なクラスだと思いますので単調なファーム作業、とくにストロベリーピッキングなどで脳のしわがなくなってきた私のような人は是非 訪れてみてください。知能指数が戻ります(下がっていた場合)
なお、このカブルチャー図書館で開かれている英会話サークルは予約が必要です。めずらしいですね。予約はこちらからどうぞ。Email to regusterという赤枠の箇所をクリックすると、選択したメールアプリで「Caboolture Library Conversational English Group」というフォームが入力されますので、そのまま送信ボタンを送りましょう。
実際に利用してみた感想
広い
やっぱり田舎ということもあって館内は非常に広かったです。
天井もやけに高くて初めて訪れたときはそれはもうテンションが上がりました。
パソコン・Wi-Fiについて
数えていませんが、パソコンは結構な数があるようでした。最も来訪者の多かった(所感です)平日 午後3時~5時の時間帯でもサンシャインコーストのマルチードア図書館とは違い、パソコンは常時 空きがある状態でした。
WI-FIに関しては特別 他の図書館と変わらぬスピードで、とくにログインの必要もなく利用規約に同意すれば使用できるようでした。
マンガ・アニメなどについて
ゴールドコーストのサウスポート図書館には及ばないものの、非常に多くのマンガ、雑誌が取り揃えられておりました。「フルーツバスケット」や「NANA」などをはじめとする少女漫画モノ、「ひぐらしのなく頃に」や「漂流教室」などのホラーものも取り扱っていたので感動しました。まさか異国の地で「フルーツバスケット」が見られるとは
、、、、私ぐらいの信者になると岡崎律子氏の「For フルーツバスケット」を聞くだけでで体内の3ℓほどの水分が涙として噴出し、実家が八百屋なことを気にする皆川先輩に再度 恋してしまうのである。タイプしているそばから懐かしくて泣きそうなのである。。。
勿論「NARUTO」をはじめとする「進撃の巨人」などの人気漫画も置いてあったので読んだことがある人は各セリフがどのように英訳されているのかを見てみるのも良いかもしれませんね。とりあえず、フルーツバスケットは名作なので感情がおセンチな思春期真っ盛りな読者の皆さんは是非 一読あれ。図書館?図書館とかはもうどうでも良いからフルーツバスケットを読め。皆川先輩に恋をしろ。兔回で泣け。
ちなみに週に1回か隔週かは忘れてしまいましたが、ANIME CLUBなるイベントが開催されており、参加していた日本人が皆無であったこともあって一度 訪れた際はそれはもうスターのような扱いを受けました。奥浩哉さんの漫画「GANTZ」が熱狂的に好きな人に「いぬやしき」も教えてあげたら非常に喜んでおり、こちらも嬉しくなりました。
そういったアニメ好きな人は総じて良い人が多いのでこちらの英語が多少悪くてもなんとしても理解しようと尽力してくれるので助かりました。こちらが「(んーーなんて説明すればいいか分かんねっ、もういいか、、)Forget it (忘れてくれ)! 」って言っても諦めず「諦めるな!言え!」といった感じで励まされ(?)、どうしてもダメな時はGoogleの翻訳機能を使ってまでも説明を要望してきました。もはやパパラッチのような執念を感じました。
アニメ・漫画が好きな人は是非 参加してみてください。そういったローカルな友達ができると田舎での生活はよりハッピーなものになるでしょう。
まとめ
ファームをしにカブルチャーに来た人はさぞやることがなくて退屈している人がいるかもしれません。私の所感ですと、単調なイチゴのピッキングのようなファームジョブをしていると徐々に脳のシワがなくなっていっていくような感じがしました。もともと欠けている知性がさらに後退した気がしました。
そんなときはこのカブルチャー図書館に訪れて是非 文学・活字に触れて脳を活性化させると良いかもしれません。
まぁそんなことは良いからフルーツバスケットを読め