様々な顔を持ち、多彩な釣り方が楽しめるカサゴ。
メバリングやアジングのような人気はなく、カサゴングなんて読んでる釣り人は皆無に等しいですが、割と簡単に釣れてくれることから人気の魚です。晩秋以降はデッカサゴ(サイズの大きいカサゴ)も狙えます。釣って楽しい、食べて美味しいカサゴ。
そんなカサゴ釣りにおいて
最もオーソドックスなリグ
として絶大な信頼を置かれているのが『ジグヘッド』になります。
今回は、そんなジグヘッドについて選び方&おすすめをいくつか紹介していきます。
カサゴ釣りにおすすめ
ジグヘッドって何?
初めて場所でも大いに活躍するのがジグヘッドです。
ラインとルアーが一直線にあるので極小バイトや地形変化を敏感に察知できるというのも好ポイントで、カサゴのルアー釣りの基本的なリグです。使う用途・シチュエーションとしては大まかに分けて3つ。
- とりあえずの状況判断として(サーチ目的)
- 手返し良く釣りがしたい
- カサゴのポイントが近い
という場合に最適なジグヘッドです。
カサゴ釣りにおすすめ
ジグヘッドの選び方
それでは実際に、カサゴ釣りにおすすめのジグヘッドの選び方を紹介していきます。
軽い方が良い?重い方が良い?
カサゴに最適なジグヘッドの『重さ』
ボトム(海底)を取れるか?
を最優先に考えると良いでしょう。カサゴは海底付近を泳ぎ、餌を探しています。基本的にはカサゴの捕食対象や釣り場に合わせて選びましょう。
初心者でも扱いやすいのは大体3g以上のジグヘッドでしょう。引いてる手応えもあるので、海底付近を探りながら釣る、という感覚を養えると思います。まだルアー釣りが不得手な方には3gより重いジグヘッドがおすすめです。
しかし、それ以外の重さにも利点があります。
シチュエーションごとに使い分けられる方に向けて、もう少し詳細に説明させてくださいませ。
浅場・流れが緩いポイントでは…:
1g以下がおすすめ!
- 水深が浅い
- 流れが緩やか
- カサゴの活性が悪い
という状況下で大活躍するのが1g程度のジグヘッドです。ゆっくり引いてこれるので、カサゴが低活性のときにも釣果が期待できます。慣れていない方は扱いがやや難しいですが、スローリトリーブ(ゆっくり巻き)・スローライジング(ゆっくり浮上させること)共に行いやすいです。
カサゴ釣りの基本・初心者には…:
3g以上がおすすめ!
よく使われているのは3g前後のジグヘッドです。。
一概には言えませんが、1g以下のジグヘッドに比べてフックが太くなっていたりします。夜間、視野が悪い状況でのタモ入れはバラすリスクが高まります。そんなときにエイヤっと抜き上げられるのもメリットの一つです。
ポイントが遠い・カサゴの活性が高い:
7g以上がおすすめ!
- 水深が深い
- 流れが強い
- ポイントが遠い
- カサゴの活性が高い
という場合には7g以上のジグヘッドがおすすめです。根掛かりのリスクが上がりますが、底を取りやすく、軽いジグヘッドでは太刀打ちできないポイントでもカサゴ釣りが可能です。
大きすぎると釣れない…?
ジグヘッドの『フックサイズ』
上の動画の通り、フックサイズは特に意識しなくても大丈夫でしょう。個人的な経験で言うと、アジやメバルに比べて格段に捕食が上手なカサゴです(口も大きいですしね…)。
もちろんフックが小さい方がフッキング率が上がるでしょう。しかし、細い分 強度は下がります。どちらを優先させるかはカサゴのサイズ・活性によっても変わります。いくつか種類を揃えておきたいところですね。
基本は3種類!
ジグヘッドの『形状(タイプ)』
左から
- ノーマルタイプ
ただ巻き、フォール等で使用しやすい基本タイプ - ラウンドタイプ
根掛かりを回避しやすく、やや感度が高い - ダートタイプ
ロッドアクションによって左右にダートしたりする - オフセットタイプ
根掛かり回避性能がダンチ(段違い)
といった特徴があります。まずはノーマルタイプがおすすめですが、慣れてきたらオフセットタイプなどを使ってみると『おぉ、こんなカタチでも釣れるのか!』と発見があって楽しいですよ。
信頼度・コスパ最高レベル!
カサゴ釣り おすすめジグヘッド10選
それではカサゴ釣りにおすすめのジグヘッドを紹介していきます。
なお各種、さまざまなウェイトがあります。記入漏れがないように心がけましたが、もしかしたら新バージョンが出ているかもしれません。また実際に使用されている方のレビューも見られるので、詳細はアイテムリンクからもご確認ください。
メジャークラフト
ジグパラヘッド
メーカー | メジャークラフト |
自重(g) | 0.4/0.6/0.8/1/1.25/ 1.5/1.75/2/2.5/3 |
個数 | 5個 |
コスパ |
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おすすめ度 |
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- サイズバリエーションが豊富
- ダート/スイム/フォールの3タイプ有り
- コスパ最高レベル
- ダートタイプ
【ソフトダートアクション】
ダートアクションを簡単に演出できるデルタヘッド形状。ダートさせた後はスローにフォール。アジ・メバルには最適な食わせの間を演出します。 - スイムタイプ
【ウォブンロール&スローフォールアクション】
レンジキープ力に優れたラウンド形状 スローリトリーブの釣りに最適。 - フォールタイプ
【スローフォール重視】
フォール姿勢を重視した先端・低重心に設定。 安定した姿勢を保ち常に同じテンションで、アジの回遊層へスムーズにフォールさせます。 ラインアイの位置もヘッド後部に設定することで誘いのダートアクションにも対応
と、3タイプの形状が選べます。サイズバリエーションも豊富。コストパフォーマンスは最高レベルのジグヘッドです。カサゴをはじめとする根魚の他、アジやメバルなどの中層~上層の魚にも有効です。
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イッセイ海太郎(Issei Umitaro)
根魚玉(ネウオダマ)
メーカー | 株式会社issei[一誠] |
自重(g) | 2/3/5/7/10/14/21/28 |
個数 | 2個 |
コスパ |
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おすすめ度 |
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- 水底で転がりにくい下面フラット形状
- 光を多方向に反射し輝く8面ボディ
- 絶妙なアイバランスで根掛かりが激減
根掛かりの少ない『オフセットフック』仕様です。少し価格が高く感じますが、上記の通り 色々な工夫がされている機能性の高いジグヘッドです。テトラ周りや根のキツイ岩礁帯での使用を検討している方におすすめです。
OWNER(オーナー)
カルティバ クロスヘッド JH-86
メーカー | OWNER(オーナー) |
自重(g) | 1.0/1.5/2.0/2.5/3.0/4.0 |
個数 | 4個 |
コスパ |
|
おすすめ度 |
|
- 太軸のハリで尺カサゴの抜き上げ可、セイゴまで対象
- ワームが裂けづらいスレッドキーパー
ULゲーム万能ジグヘッド「クロスヘッド」です。ヘッドウエイトは軽めですが、少し太軸のハリが特徴。尺カサゴの抜き上げも可能です。海のULゲーム全魚種の「交差点」に位置する絶妙な匙加減からクロスヘッドと命名されています。筆者の父が愛用しているジグヘッドでもあります。
DAIWA(ダイワ)
月下美人 SWライトヘッドジグヘッドSS
メーカー | DAIWA |
自重(g) | 0.5/1.0/1.5/2.0/2.5/3.0 |
個数 | 4個 |
コスパ |
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おすすめ度 |
|
- 夜光カラー有り
- 45㎝の浪人アジをかけても折れない針の信頼感
- 鋭利な『サクサスフック』仕様
- Amazon『シンカー』部門 ベストセラー
フックの表面加工テクノロジー「サクサス」を採用しており、表面が滑らか&針が非常に鋭いです。ボトム付近や常夜灯などが無い暗いところでは発光する『夜光』で、逆に光が届きやすいところでは存在感を発揮する『黒』を使ったりと、シチュエーションに応じて柔軟に対応できるのも◎。
DAIWA(ダイワ)
月下美人 TG SWライトジグヘッドSS
メーカー | DAIWA |
自重(g) | 0.5/0.75/1.0/1.5/2.0/2.5/3.0 |
個数 | 3個 |
コスパ |
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おすすめ度 |
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- 高感度・高比重タングステン合金製ヘッド(比重約18)仕様
- コンパクト化により飛距離がUP
- 鋭利な『サクサスフック』仕様
前方のカップにより適度な抵抗が加わり、ゆっくりフォールしながらアピールします。コンパクト化により空気抵抗が軽減されるので飛距離アップ。底取りも非常にわかりやすく、ディープエリア攻略には最適です。さらにヘッドの存在を小さくできるので喰い渋りにも強いといった特徴もあります。
エコギア(Ecogear)
シラスヘッド
メーカー | エコギア(Ecogear) |
自重(g) | 0.9/1.3/1.8/2.7 |
個数 | 5個 |
コスパ |
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おすすめ度 |
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- 信頼度の高いロングセラーアイテム
- ウエイトバランスがよく、スイミング時の安定性抜群
- キーパーがないけど、ワームがズレにくい(個人的感想です)
歴史のあるロングセラージグヘッドです。シャープに仕上げられたハリ先は、ショートバイトにも対応し、食いの浅いカサゴも鋭く捕らえます。1/32オンス(0.9グラム)〜3/32オンス(2.7グラム)まで4段階に細分化したウエイトバリエーション。
メジャークラフト
ジグパラヘッド ブンタ ダートタイプ
メーカー | メジャークラフト |
自重/フックサイズ | 7.10.14(g) /オリジナルフック仕様 |
個数 | それぞれ |
コスパ |
|
おすすめ度 |
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- コスパ最高レベル
- ちょっと遠いポイントを打ちたい時に最適
- スローリトリーブに適した形状
ぶっちぎりの安さが特徴のジグヘッドです。カサゴの前をゆ~っくりと通すときに最適、スローリトリーブの釣りに適しているスイムヘッド形状も◎。高品質のオリジナルフックを採用し、ワームズレを防止するワームキーパーも付いています。ダート性能も良く、値段のおかげでカサゴ釣りにありがちな『根掛かり』も恐れず攻めて行ける、コスパ最強のジグヘッドです。
フジワラ(FUJIWARA)
ムゲンヘッド ロングシャンク
メーカー | フジワラ(FUJIWARA) |
自重/フックサイズ | 7,10,14,21 /画像で確認ください |
個数 | 14g以下-4個 21g-3個 |
コスパ |
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おすすめ度 |
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- コスパ最高レベル
- 食いの浅い後方バイトに強い『ロングシャンク』
泳ぎ出しがスムーズで、多様なアクションが可能な『ムゲンヘッド』のロングシャンク版です。カサゴの活性が悪い状況下の後方バイト(ルアーの尻尾付近に噛みつくパターン)に強いロングシャンク構造。従来の無限ヘッドでもコスパは良いですが、ロングシャンク版は最高レベルにコスパが良いです。21gでも3個入り!
OWNER(オーナー)
カルティバ 静ヘッド
メーカー | OWNER(オーナー) |
自重/フックサイズ | 7g.10g-#2/0 12g.14g-#3/0 16g.20g-#4/0 24g.30g.36g-#5/0 |
個数 | 14g以下/4個 16g.20g/3個 24g以上/2個 |
コスパ |
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おすすめ度 |
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- ルアーウェイトの豊富さ
- 歴史の古いロングセラー
- コスパ最高レベル
ナチュラルサイレント仕様。とても「静かに」ナチュラルにアプローチ可能なジグヘッドです。シンプルですが一切の手抜きはなく、静のために一からデザインしたSW専用フック使用。もちろん水中での水平姿勢維持や、フルキャストでの飛距離も万全。ウェイトのバリエーションも豊富。
というときに最適な『16g』が揃えられてたりします。コスパも最高レベル。カサゴ釣りに間違いなく有用なジグヘッドです。
SHIMANO(シマノ)
ソアレ スキップヘッド
メーカー | SHIMANO |
自重(g) | 0.7/1.0/1.3/1.6 |
個数 | 4個 |
コスパ |
|
おすすめ度 |
|
- ノーマル・グロウ・ケイムラの3タイプから選べる
- ダート・フォール 両方を高いレベルでこなせる
- フッキング◎
もともとはアジを狙う用のジグヘッドなので、筆者が使ってみるとフッキングの性能(?)が半端なく高いように感じました。フッキング、というか何もしないでもカサゴが飲み込んでくれるので滅多にバレません。ダートさせた後のフォールが「ふわふわ」と漂うフォールアクションに拘って設計されているのも◎。
オーナー(OWNER)
ぶっとび静ヘッド
メーカー | オーナー(OWNER) |
自重(g) | 5~30 g |
個数 | 2 個 |
コスパ |
4.50
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おすすめ度 |
4.68
|
- 浮き上がりが良い
高い飛距離と浮き上がりの良さが特徴的なジグヘッドです。サーフのような角度のないポイントで、底を切りつつもゆっくりルアーを引いてきたいという方におすすめ。
カサゴ釣りにおすすめ!
《ジグヘッド》:総括
以上、カサゴ釣り おすすめのジグヘッドについてでした。
と聞かれたら、『カルティバ クロスヘッド 4』を推します。
- 2つのフックアイを搭載
- 老眼の方でもつけやすい大きさのアイ
- 4個で380円程度という価格の安さ!
という点でおすすめ度が高いです。筆者の父が愛用しているのは伊達ではなく、ワームの刺しやすさやキープ力(ズレにくさ)等でも高機能。サイズバリエーションも豊かなので、どれにするか迷っている方は是非 検討してみてくださいませ。
今回の記事で、皆様のお眼鏡に合うカサゴ釣りのジグヘッドを紹介できていれば幸甚に尽きます。
それでは!
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