これまで何度も言及してきたようにPhotoshopやクリスタ、イラスタに比べてFirealpacaについてまとめた記事はとても少ない。
髪の毛の塗り方について学びたかったのでGoogleで『Firealpaca 髪の毛 塗り方』と調べて検索結果に出てきたのが……
コレである。わかないよ……
流石に分からな過ぎたので自分でFirealpaca以外の髪の毛の塗り方、描き方を学んでみたので今回はそちらについてまとめてみる。
注!これは初心者の記事である!
もくじ
[Firealpaca]髪の毛の塗り方
今回は上の線画を使っていくぞ。キャラクターは漫画『Helck』よりヴァミリオちゃん。申し訳程度に肌を塗っておいた。
なお、今回使用するブラシは
- 入り抜き鉛筆
- ペン
- 不透明水彩
の3つ。入り抜き鉛筆は名前の通り、『入り抜き』を付与させた鉛筆ブラシだ
☝上の記事で紹介しているので、作り方が分からなければ是非。
使用するレイヤーは8枚。
後述するが、これはまったくの初心者の僕の場合であり、慣れてくれば4枚ほどでササッと塗れると思われる。
それでは、まとめていく。
レイヤー①:ベースを塗る(ベタ塗り)
基礎となる色を塗っていく。
この色がベースとなり、上から影やハイライトを入れていくため、理想の色よりも若干明るめの色を選ぶことが他サイトで推奨されていた。
手作業で塗るのも良いが、ある程度は簡略化したほうが楽なので、バケツツールをおススメしておく。
レイヤー②:影を作る
影を入れる。
入れる前に考えなければいけないのが『光源の位置』だそうで、これを疎かにすると見た人が困惑するような仕上がりになってしまうそうだ。今回はキャラの右斜め後方から光が当たっている設定にした。
レイヤー③:濃い影を作る
濃い影を入れる。
先ほど塗った色より濃い色で影が強くなる部分を塗る。
レイヤー④:濃い影を作る(乗算レイヤー)
乗算レイヤーを使って、先ほど塗った濃い影の部分付近を塗っていく。
乗算という名前の通り、同系色の色を使って塗ると色が濃くなるぞ。
レイヤー⑤:前髪の影を作る
影の入れ方は簡単。
- 大まかに影を描く。
- 微調整
- 影の境界を軽く塗る
と影がのっぺりしないで陰陽が引き締まる感じがするぞ。
レイヤー⑥:ふんわりした影を描く
ブラシサイズを大きくした『エアブラシ』を使って、ふんわりとした影を描く。
ちょっと分かり辛いので、違いが分からない人がいれば以前のレイヤーと見返してみてほしい。若干ではあるが、後ろ髪の毛先らへんを塗っているぞ。
レイヤー⑦:髪の艶を入れる(重要)
今回 髪の毛の塗り方を勉強しているうえで最も難しかったパートがこちら。髪の毛の艶感の演出だ。色々な人の髪の毛の塗り方を参考にして艶の出し方を学んでみたんだけど、みんなが揃って推奨していたのが『削る』ということだった。
水彩系のブラシでざっくりと描いてから透明色でカタチを整えていく、という作業なんだけど、これが僕には非常に苦戦した。初めての作業だった。
Firealpacaでのやり方はどこを探しても見つからなかったので初心者ながらに簡単に説明させていただくが
まずは水彩系のブラシで大まかに塗っていく。今回は不透明水彩を使った。
次に不透明色を選択して、大まかに塗った部分を削るようにして形を整えていく。この際、光の当たり方、削る方向を意識しないとあっという間に汚く・不自然に仕上がるので注意。ブラシコントロールを適時 弄って仕上げるようにした方が良いと思われる。
概ねこんな感じ。削る際のブラシは水彩、不透明水彩、入り抜き鉛筆のどれでも良いが個人的に使い勝手が良かったのが入り抜き鉛筆だった。入り抜き感があり、線末が上手い感じにぼけてくれるので初心者には使いやすいと思う。
非常に難しい、テクニックがいるところだった。
その分 描けるようになると表現の幅がグッと上がるので頑張ってモノにしたいね。
レイヤー⑧:ハイライトを入れる(覆い焼きレイヤー)
最後に『覆い焼きレイヤー』を使ってハイライトを入れれば完成。
あまり使いなれないレイヤーだが、効果としては『レイヤーを明るく仕上げ、下の色と合成』するって感じ。白色を使うよりかは黄色、オレンジなどの暖色系を使うと昼間の光感を演出させることができた。
まとめ[Firealpaca]髪の毛の塗り方
以上!Firealpacaでの髪の塗り方についてだった。
僕は最近、Youtubeなんかでイラストレーターさんの動画を参考にしているんだけど、ほとんどの人が倍速にして工程を見せるので
と思って描き始めたら思いのほか苦戦した髪の毛の塗り方だった。イラストレーターさんはサラサラっと綺麗に描くけど、初心者は超集中して臨んだ方が良い。僕のように『簡単じゃん』と思って始めると『あれ、描けないぞ…』となり最終的には『才能ないからもうやめたい…』ってなるので、簡単ではないことを最後に忠告しておく。
アニメ塗りで良いんだったら大丈夫かもしれないが、グラデーションをかけたり、ブレンドレイヤーを使うような髪の毛を描きたい場合はある程度 挫折覚悟で臨んだほうが良いと思われるので、その点留意しておくとよいだろうよ!
それでは!