漫画なんて読んだ方が作品を堪能できることは間違いないのだが『○○ ネタバレ』とGoogleサジェストで出るからにはネタバレサイトで読んだ気になってしまう方がいらっしゃるのだろう。愚の骨頂、というか大変 勿体ないことをしているとは思わないかね?
一言一句 説明しているネタバレサイトもあるが、それは僕の基準ではネタバレというレベルではないのでな。漫画村とさして変わらんだろ。そういったものをご所望の方には申し訳ないがご期待には添えかねる。『彼方のアストラ zip』みたいな検索してるヤツの要望に付き合ってたら漫画業界が廃れるぞ。
そういうわけで作品の面白さを抜くようなネタバレはしていないつもりだけど、チラリ画付きで紹介するので苦手な人はここらでブラウザバック頼みます。
彼方のアストラ 1巻 各話あらすじ
宇宙への往来が当たり前になった近未来。
高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つ。未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!?近未来SFサバイバルストーリー、始動!!
舞台設定は上のような感じ。
それでは彼方のアストラ、名作として名高い作品の第1巻をネタ・画バレを含めてまとめていくぞ。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
#1 (第1話)
と、すごい勢いで始まった彼方のアストラ。
物語の舞台は西暦2063年。
現在よりも文明レベルが飛躍的に向上し、高校生たちは別の惑星にキャンプに行くような時代になっていた。
アリエスたちは5日間のキャンプとして、ある惑星に5日間滞在する予定。
高校生たちのキャンプではあるが、
惑星キャンプの特別課題として、アリエス達の班には10歳の子供が同伴させられることに。
高校生が子供を引き連れてキャンプする、というなかなか危険そうに見えるミッションだが、フニちゃんの左手からも分かるように いろいろとハイテクノロジーな時代なので心配はないっぽい。
色々あって遅れて登場したのが
こちら、主人公のアツい男 カナタくんだ。
最近はなろう系の『オレなんかやっちゃいましたw?』系の主人公が多いなか、親父のスパルタレッスンによって10種競技で上位に入るという現実離れしすぎない鋼の肉体、そして熱いハート、逆境に立ち向かえる精神力が魅力の主人公だ。すまん、つい筆が滑って語りすぎた。
そんなわけで始まった惑星キャンプ。
道中は何もなく、無事に目的地に到着。
大人達の見送りはここまで。
ここからは高校生たちのキャンプとなる。
主人公達にとって、初めての宇宙。
しかし、探検開始する間もなく
という謎の球体(光体)が現れる。
メンバーの一人が余裕ぶって光体にタッチすると、
球体の中心に引っ張られるように取り込まれて、消えてしまった。
緊急事態に全員 逃げようとするが、追ってくる謎の球体によって捉えられてしまう。
高校生ですらキャンプとして惑星にこれるような時代。しかし、そんな時代に生きる主人公達ですら何一つ理解できない状態。
ワケが分からないまま主人公達が飛ばされたのは
宇宙空間。
主人公達は着ているスーツのおかげでなんとか命は助かったが、先生達と連絡をとるための装置は手放してしまうという絶望的状況。
そんなとき、都合よく近くを漂っていた無人宇宙船。
なんとかカナタ達メンバーは宇宙船に乗り込むことが出来たが…
ひとり、移動装置が機能せずに宇宙空間に取り残されてしまったアリエス。
助けにいこうとするも…
しかし、そんな状況でも決して絶望に打ちひしがれるでもなく方法を考え出したカナタ。万事OK、とはいかないが作戦を考えて単身、アリエスを助けに宇宙空間に飛び出した。
だが……
あと少し、届かない。
そんなときにカナタが思い出すのは中学時代、遭難した先でカナタを励まし、死別してしまった恩師。
カナタの行動は……
といった感じの1話。
結構 話を端折った。
1巻がなんと無料で読めるサイトがあったので紹介しておく。『悪魔だった君達へ』という胸糞系の広告が鬱陶しいくらい表示されるので僕は絶対に登録しないシーモアだけど、8月22日までは無料で1話読めるので是非。
(追記)キャンペーン、終わっちゃったよ……
#2(第2話)
なんとか宇宙船に全員を非難させるコトが出来たカナタ。
宇宙船は奇跡的にも電力など、生命活動に必要な装置は生きてるようだったが……
カナタ達が飛ばされたのは5千12光年先の宇宙。光年、というと勘違いしやすいが時間的なものではなくって距離的なモノ。
幸い、メガネの彼(ザック君)が宇宙船を運転することができるので地球への帰還が出来ると思いきや、5千光年ともなると数か月の飛行が必須。問題となるのは
水、食料問題。
そのほかにも通信手段がなかったり前途多難。
あまりの緊急事態に
といった、先生達の関与、イベント説を唱える。ちなみに彼はルカ君。
たしかに計画されたことなら安心なんだけど…
……
その可能性はないっぽい。
絶望感漂うメンバーたち。
しかし、
というカナタの励まし、
そして
ザックの持ってきたデータ、そしてアリエスの思い付きで未知の惑星に水と食料を補給しつつ寄っていき地球への帰還ルートを調べる。
そして…
#3(第3話)
船の名前も決まったカナタ達。
水、そして食料調達のために降り立つ最初の惑星ヴィラヴァースに接近。
思いのほか リラックスし出したメンバーたち。
重要な場面では誰にも真似できないようなリーダーシップを発揮するカナタだけど、どうもそれ以外ではイマイチ キャプテンっぷりを示せてない様子。
……
で、いざ着陸しようと地表に近づこうとすると…
未知の生物が跋扈していた。
すっかり意気消沈したカナタ達。
しかし、食料・水問題解決のためには未知の惑星の探索は必須。
いざ探検 開始!
キャラ紹介
あらすじはそんな感じ。
無駄なコマが少なくって、なおかつすべて面白いのでそんな作品をヘンに紹介しないように気を付けてたら書き始めてから2日経ってた。
大体 作品のあらすじは理解していただきたと思う。
彼方のアストラは『宇宙SF』×『ギャグ』である。作者は篠原健太。天下のジャンプコミックスで『スケットダンス』を長期に渡って連載した超実力派の漫画家だ。
篠原健太の作品を全部読んだわけじゃないけど、作風としては『THE少年漫画』という感じだろうかしら。少年漫画といっても幼稚なモンではなく、ワンピースのような王道的なモノ。応援したくなる主人公、手に汗握る展開、読んだ後の素晴らしい読了感、最近流行りの『読者を過剰に煽る感じ(行き過ぎた勧善懲悪、NTR、不倫など)』のないスッキリとした作品が『彼方のアストラ』だ。
漫画ではイマイチ人気が出ずらいとされる宇宙系SFであるが、あらゆるところで高評価されている彼方のアストラ。
その一旦を担っているのは間違いなく魅力あふれるキャラだと思うので、そちらを紹介させていただきたい。
カナタ・ホシジマ
こちらが『彼方のアストラ』主人公、カナタ・ホシジマ。
身長181㎝で日々の筋トレを欠かさないTHE主人公。
キングオブアスリートと称される『陸上十種競技』で学生(それも高校生)でありながら選手権3位入賞するくらいスポーツ万能。
1巻では上のように、まだリーダーとしての評価は低い。が、それでも中学のときから調べたり、実地で学んできたキャンプ知識等は素晴らしく、またここ一番のときの信頼度、言葉は合って間もないメンバー達に伝わっているようで無事、キャプテンとして認められ始めた。
夢は宇宙探検家(☆)だったりする。
キトリー・ラファエリ
そんなキャプテン カナタに真っ向から意見するのが
褐色の女の子、キトリー。
親は病院の院長。後を継ぐために医学を学んでいるので救護知識なんかは豊富。
ちょっと高飛車なところはあるが、それでも仲間想いだったりする。個人的に1巻読了時には一番 気に入っていたキャラだったりする。性格と外見が好み。