【オーストラリア ファームジョブ】地獄のような大変さファームハンドジョブまとめ

思いもしなかった辛さのファームジョブに四苦八苦している井家です。

 

今回はそんな重労働もとい単純作業の極限ともいえるファームジョブ ファームハンドジョブについて教えてしんぜよう。

 

今回は私が今週 働いたファームハンドジョブについて写真を使って説明させていただく。

 

 

 

オーストラリア ファームハンドジョブとは

今朝「Sho!ナーサリー!Sho!ナーサリー!ハリーアップ!ゴー!!」と言われてたたき起こされたが、よくよく先輩ワーキングホリデーメーカーに聞いてみるとどうやらあれはナーサリージョブではなく、ファームハンドジョブというそうだ。

 

ちなみに、ひとくちにナーサリージョブといってもたくさんの種類がある。

 

しかし、ナーサリーという言葉をGoogleで調べてみても「園芸用語」や「託児所」、「子供部屋」ということばっかりだった。

 

私としてはファームジョブのナーサリーとしては苗木の選定であったり、農地の耕作といった農作業の初めの作業ということで認識している。

 

そんなナーサリーの仕事だが、女性と男性の仕事が違いすぎると私の中で静かに話題になっている。

 

というのも女性の仕事が小っちゃくて可愛らしいお花や苗木の選定なのに対して男性の仕事は4~5キログラムもある土嚢をひたすら運ぶ作業で合ったり、ひたすら炎天下の中 ショベルを使って掘削するような重作業なのだ。どういうことだ。私にもお花の選定やらせろ。

 

 

 

必要なもの

長靴と帽子と丈夫な体と極限な単純作業を延々とこなす我慢強いハートがあれば十分である。あと水である。筆者は本日 水を4.5リットル飲みほした。

 

作業に必要な工具は彼等がすべて用意してもらえる。

 

 

計測器

具体的には水平を図る計測器。建設現場で使われているのをよく見たことがある方もいらっしゃるだろう。

 

 

そして、その計測器と併用するセンサーと呼ばれていた機器。

 

 

そしてシャベルの3つの工具が今回 紹介させていただくファームハンドジョブで使われていた工具である。

 

この少なさが今回の作業の単純作業さを物語っている。

 

 

作業内容

今週 働いたファームハンド仕事の工程は以下の通り⑨工程だ。

 

 

①耕耘機のような農業車が盛り上がった土の上に黒いビニールテープを敷いていく。

 

 

 

②列の最後には以下の写真のようにテープが余った部分ができる。

 

 

 

③列の最初に置かれている計測器と支給されたセンサーを使って列が水平であるかのチェック

図の計測器はセンターはもう少し右側であることを示している。

 

 

 

④水平線を手かセンサー機を使ってチェックする

監視員がいないときはセンサーを使って線を引いていたが、見られている時は手刀を使うのがマストであるだろう。ちなみに写真を撮ったときは日没後だったが、日中はビニールテープが黒いこともあり 非常識なくらい暑い。

 

 

 

⑤黒いビニールテープをめくる

 

 

 

⑥写真のように黒いチューブが三本入っているので丸めて、まくった黒ビニールテープの下に丸めて入れる

 

 

 

⑦ ④の工程で引いた線を頼りにスコップで盛り上がった土の底程度までショベルで掘る

 

 

 

⑧きつくビニールを引っ張り上げて

 

 

 

そのから土をかぶせる。

 

 

 

 ⑨掘った溝を埋め返して完了。

 

 

 

といった以上の9工程が私のやったファームハンドジョブの作業工程である。

9工程と書くと少し複雑なようにも感じるが、実質 すべての作業を終わらすのに3分もかからない。

 

つまり至って簡単な仕事なのだ。

 

 

注意点

この作業では結構きつめに黒ビニールテープを締めて土をかぶせることが大事である。

きつく締めていなかったり、風にたなびいている黒いビニールテープをボスが見つけた時にはボスの怒りはティファールのように急激に沸き上がり、容赦なくやり直しをさせられることになる。

 

あと、もう一つ気を付けることは列の横だ。

この部分を以外に見落としてしまう作業員が多いらしく、同日に働いていた人たちで何度もお叱りを受けてやり直させられていた。写真のようにしっかりと締めあげて 中心に引っ張って土をかぶせるのが従来のやり方。

 

 

まとめ

仕事自体は本当に簡単かつ単純であるのだが、流石に12時間も作業すると腰やら掌が痛くなる。

 

あと今回のファームには日陰や水分を補給できるところはもちろん、トイレもなかった

 

そしてなんと休み時間が昼休みの10分間しかなかった

 

なんでもトラクターが黒いビニールテープを敷くまでの時間に休めるからあえて休憩を作る必要はない、というオーナーの意向だそうだ。

 

 

馬鹿か!

 

暴論もいいところである。

実際に作業をすれば分かると思うが、日陰の一切ない畑の中で働くことがどれほど体力と気力を奪うか。オーストラリアの法律などは知らない私だが、明らかにヤバいコンディションの作業環境である。これ以上に悪いコンディションの仕事場所はないだろうと思うほどファームだった。唯一いいところを上げるとすれば、野生のカンガルーがいるくらいだ。

 

しかし一緒に働いていた台湾人達に、この作業環境についてどう思うかを訪ねてみたところ、「その分 給料が発生しているから辛くないよ」とのことだった。凄いアイツ等。見上げた働きアリのような精神である。

 

 

そもそもなんでこんなに疲れたのかを思い返してみたら、このファームハンドジョブが突然決まったことを思い出した。

 

本来 本日はマンゴージョブもなかったので、早朝に仕事に行くシャアメイトたちの話声をウトウトしながら部屋でまどろんでいたときにジョンソンが部屋の扉をノックもせずにビターン!と勢いよく開け「ショウ 仕事だ!」と。まどろんでいたので何が何だか分からなかったが、「とりあえず仕事がないよりはよいか…」と思い、行くことを返すと「5分 準備 急いで!」と返す刀で言われた。5分で何ができるってんだ?あ?

 

そんなこんなで急いでコンタクトレンズをつけたり着替えをしているだけで5分が経ってしまい、私は朝食 そして昼飯を用意することなく最高に最低なファームという戦場に駆り出されてしまったというわけだ。台湾人が水を分けてくれなかったら間違いなく落としていただろう命を。(まぁ水は有料であったが…)

 

 

 

あとあと話を聞くとこの仕事はキャッシュジョブらしく、セカンドビザのための日数を稼げるかも定かではないような仕事であることが判明した。

 

 

そうなったら我がジョブコンストラクターのジョンソンには覚悟をしていただきたい。

私は訴訟を起こすことも辞さない覚悟だ。

 

とりあえず扉はもう少し静かに開けろ。というかノックをしろ。

 

 

 

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